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2006年10月24日 (火)

公孫樹の子“銀杏”

イチョウの木を、銀杏と書くのは本当は間違いなのだ。Photo_332

イチョウは公孫樹で、その木に付く実が銀杏。

公孫樹の葉が黄金色に染まると、地面には落ち葉とともに、たわわに実っていた銀杏が落ち始める。

公孫樹の木は、雌雄異株で、銀杏が生るのは当然ながら雌株だ。

いわば胚乳にあたる銀杏は、白く固い殻に包まれ、それを果肉が覆っているのだが、この果肉は熟すと独特の異臭を放つ。Photo_333

熟して異臭を放っている果肉に直接素手で触れると、かぶれるので要注意だ。

集めた実は、数日間土に埋めておくと、自然に果肉が取れる。洗って乾燥させ、殻を割って種を取り出す。

殻を取った銀杏は、炒ったり、塩茹でして使うが、新しい銀杏の鮮やかな翡翠色が美しい。

ほのかな苦味があり、もっちりした大人好みの味。

土瓶蒸しや茶碗蒸しに散らすと、秋らしい風情を演出する名脇役になる

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