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2006年10月11日 (水)

“蓮根”はスマートより小太りがいい

Dsc02876 夏場にお盆用の促成栽培が店頭に出るが、通常は蓮根の旬は秋。

顔から頭まで泥んこになって蓮根を掘る作業は、なかなか骨の折れる重労働。

蓮根は美しい花を観賞し、実も食べられる。その上、地下茎(蓮根)も美味しく食べられるため、大昔から栽培されていた。

栽培される蓮田によって、多少の違いはあるが、一般的に乳白色でよくふくらんだ下の方の1~2節が美味しく、上部の細長い部分は少し味が劣ちる。

黄色や褐色のものも避けた方がいい。

皮を剥いたら、アク止めに薄い酢水に入れ、こまめに水を替える。

五目寿司の具、精進揚げ、酢の物、キンピラ、煮物などにするが、煮物は一度炒めてからの方が味が浸みコクがでる。

薄切り蓮根とほぐした帆立貝柱水煮008_1

  • 薄切りして、酢と塩を入れた湯で茹でた蓮根を、帆立貝柱缶と和えるだけ。
  • マヨネーズに一つまみの塩を加えることで、蓮根の味が引き立つ。

010_1穴に調味した芥子を詰め、衣を付けて揚げた“芥子蓮根”は九州・熊本の名物。

薄切りにしてカラッと揚げ、塩をパラッと振った“蓮根チップス”はビールにピッタリ。

蓮根は『見通しがきく』と言うことから、正月のお節料理や、祝い事の料理に使われる。

平均すると10個ほどの穴は、火の通りもいい上に、盛り付けて面白く微笑ましい形が絵になる。

蓮は大昔、華麗で優美な花を愛でる観賞用だった。

極楽浄土に咲く花とされ、仏教と関わりが深く、往生した人は浄土で蓮の台に座すと言われた。

だから、いまでも盂蘭盆会には、蓮の葉に食べ物を乗せて、仏前に供える風習が残っている。

花・実・葉・根とすべて食用になり、古い書物には蓮の若葉を刻んでご飯に混ぜた“蓮飯”の記述があり、中国には葉に包んで蒸した“おこわ”がある。

蓮根は、澱粉が豊富だが、ビタミンCも多い。

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