« 寒さ到来を告げる“白菜” | トップページ | “タクアン”は日本の文化? »

2006年11月25日 (土)

“大根”が安い、活用しよう

大根が安い。青々と見事な葉が付いて100円程度で並んでいる。栄養豊富な葉付き大根 を無駄なく使い切ろう。

根でピザ Dsc03666

  1. 大根は皮を剥き、1~2ミリの厚さに輪きり。
  2. ミックスベジタブルは、凍ったままで熱湯を回しかけ、解凍して水気を切る。
  3. ハム(ベーコンでも)は細い短冊切り。
  4. アルミ箔にサラダ油を薄く塗り、1を広げて並べる。
  5. 市販のピザソースを全体に塗って、2 & 3、そしてピザ用チーズを散らす。
  6. 200℃のオーブンで約14~15分焼くのが目安。チーズが溶けて、綺麗な焼き色が付いたらOK。(オーブントースターでも出来る)

安上がりで、ヘルシーで、老若男女を問わず食べてもらえるピザだ。ワインに合う!。Dsc03397

さて、今日は、いまが旬の大根の話。

当たり役に恵まれない役者を『大根役者』だとか、太めの足を『大根足』だとか、“大根”は素晴らしい野菜なのに、どうやらその価値が認識されていないようだ。

日本人と大根との付き合いは古く、各地に大根に纏わる伝承話や祭事が残っている。

大根の古名は「淤富泥(おほね)」、大きい根の意だ。

正月・七草に使われる“スズシロ”が大根のことだというのは知られている。

また“鏡草”という別名もあった。これは、大根が神供に用いられた名残でもある。

古代では、白いものは貴重で尊ばれた。

現代では、紙でも布でも白いものは身の回りにいくらでもある。純白だって用意に手に入る(純白を人の心に求めるのは難しいが・・・)。

しかし、古代では、雲・花・雪などの自然以外に、白いものは手に入り難かったのだ。まして純白は。

白が純潔・高潔のしるしと、重視されていた時代だから、大根の白さは神に供えるものとしても最適だったのだ。

関東では、美濃早生に代わり、練馬大根系の尻細、理想、秋詰まりが出回っているが、11月末になると都大根が、12月中旬には三浦大根が出てくる。

練馬系の大根は、煮物に適し、三浦系の大根は漬物に適した品種だ。

中部地方には、宮重大根系の総太、白首、青首などがあり、関西地方には白上がり京大根、和歌山大根、横門大根などの他、聖護院大根もある。

また、一般的には冬の大根は総じて甘味が出るのだが、ピリッとした辛味が増す小振りの鏡大根(別名・辛味大根)は、下ろして天婦羅やちり鍋、麺類の薬味にすると美味しさを引き立てる。

いまでは、年中店頭にあるため、あまり有り難味を感じない野菜になっているが、大根が無ければ美味しさ半減・魅力半減の料理は多い。

大根おろしや刺身のツマばかりか、蛸を煮る前の下拵えや、牡蠣の汚れ落としなど裏方としての役割も素晴らしい。タクアンの無い食事は「寂しい」って言うひとだって大勢いる。

脇役ばかりか、風呂吹き大根、鰤大根、船場汁、おでんなど、主役や準主役だってバッチリ。

葉付きで買ったら、葉は刻んで油炒め、塩揉みして菜飯にも。大根の皮のキンピラだって歯応えが良く美味しい。

大根には、消化を助けるジアスターゼも豊富。

捨てるところが無く、ヘルシーな大根。

もっと尊敬されていい野菜なのだ、見直そう。大根と牛筋・昆布・角コンの煮物は、我が家の定番。

牛筋や昆布などの出汁が出るものと、大根は抜群の相性だ。いい出汁を吸った大根が美味しい。

大根のシャリシャリ煮132_1

  1. 大根と人参は、太さによって公孫樹切りか半月切りにする。
  2. 油揚げは短冊きりして、笊に並べ、熱湯を回しかけて脂抜き。
  3. 鍋に出汁と、薄口醤油・味醂を各少々入れて、人参と油揚げを煮る。
  4. 人参に火が通ったら、大根を加えて、歯応えが残る程度にサッと煮る。
  5. 器に盛ったら、好みで一味唐辛子を振って食べる。

« 寒さ到来を告げる“白菜” | トップページ | “タクアン”は日本の文化? »