滋養豊富な“人参”でクリスマス料理
寒くなって、人参の甘味も増してきた。人参が苦手な人にも大丈夫、色が綺麗で見た目も可愛いので、クリスマス・パーティーにも好評間違いなし。
- 鶏の笹身(約200g)は白い筋を抜き取って、一口大の削ぎ切り、塩と酒を少々振り掛けておく。
- 人参(2本)は摩り下ろして、水気を絞る。
- 2をボウルに移し、小麦粉(大5)、卵白(1/2個分)、塩(小1)を混ぜる。
- 1に3を貼り付けて衣にするが、肉が見えないようにムラ無く、厚味も均等に付けて、軽く握るようになじませる。
- 油を170℃に熱し、ゆっくり揚げていく。表面がカリッとすればOK。
- レモン汁をかけて食べる。※鶏笹身の代わりに貝柱でも。
古くから、滋養強壮の野菜として知られている“人参”は、芹科で、原産はアフガニスタンを中心にする地域。
太くて短く、肉質が柔らかいのが西洋種で、市場の主流になっている。
東洋種は、細長く濃紅色の“金時人参”が主で、別名京人参と呼ばれる。
ほかに、ミニキャロットという種もある。
野菜の中でも、カロチンの含有量は抜群で、ビタミンAの供給源にもなっている。ビタミンBやミネラル分も豊富で、昔から貧血や強壮に効果があると言われている。
常用したい野菜ではあるが、人参にはアスコルビナーゼが含まれ、これがビタミンCを酸化させる。
だから、そのままビタミンCの多い野菜と一緒に使うのでは意味が無い。
生で使うなら、酢を加えると、その作用が無くなり、ビタミンCを守れる。例えば大根と人参の『紅白なます』などは大丈夫。正月にはたっぷり食べよう。
また、加熱してもその作用は失せるので、煮しめなどもOK。
油で料理すると、体内でのカロチン吸収率が良くなる。サラダのドレッシングには酢も油も入っているから、これもお奨めだ。
滅多に店頭では買えないが、葉付きがあったら、天婦羅にしてほしい
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