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2006年12月28日 (木)

正月準備と簡単『豆腐親戚鍋』

年の瀬、「♪もう幾つ寝るとお正月♪」なんて、はしゃいでいられるのは子供だけ。

勤め人の大半は今日が仕事納め。家庭では、大掃除、買い物、正月準備・・・と、大人たちは一番忙しい時季だろう。Dsc03512

年末、歳神を迎えて新年を祝うための準備は、どこの地域、どこの家庭でも行われるが、その祭具は、山間部・農村部・漁村・・・と、それぞれに違いがある。

一般的に準備されるものの一つとしては、門松や注連縄などがある。

門松には永遠の命の象徴として、常緑樹が使われ、東京では目出度さを重ねて“松竹梅”を用いる。

これは、決まったものではなく、松だけを使う地方もあれば、愛知や長野のように榊(サカキ)を立てる所もある。

また、歳神を迎える聖地を示すのに注連縄を張るのだが、この注連縄も、入舟を模ったもの、宝舟を模ったもの、放射状に編み広げて翼を広げた鶏形に見せたもの・・・etc、まるで芸術品のような立派なものが沢山ある。

注連飾りに使われる、橙は未熟の青い実が冬になって熟すと黄色くなるのだが、摘まないで木に付けたままにしておくと、春には再び青い色に戻って、やがてまた黄色になる不思議な変化がある。

これを、代々に渡って実が続くという繁栄の意味と、青い色から始まり、また青い色に戻るという回青の意味をとって、縁起がいい果物だとされる。

ユズリハは、新しい葉の芽吹きを待って、旧い葉が落ちる伝承・相続の意味。縁起ものが土地ごとに沢山飾られる。

そんな正月準備には、歳棚もあり、ここには鏡餅に橙や譲り葉、裏白、伊勢海老などを乗せ、地域によっては鯛や海藻、大根や串柿などを供える。

これらは皆、縁起言葉に因んで使われているのだ。

あれやこれやと忙しくしていると、食事の支度の時間も少なくなる。

そんな時は“鍋”。安い材料で、栄養があって、カロリー控えめ、アッタマル・・・って言うこと無しの鍋を。

豆腐の親戚鍋(2人分)596

  1. 豆腐・厚揚げ各半丁、油揚げ1枚、下ろした大根(笊で水切りして1カップほど)。
  2. 土鍋に出汁(濃い目のもの)1カップを煮立て、醤油・酒各大1.5を入れる。
  3. 適宜の大きさに切った、豆腐・厚揚げ・油揚げを入れて中火で煮る。
  4. 豆腐が熱くなったら、もう一度味を整えて、下ろした大根を加える。
  5. 柚子皮や万能葱などの薬味を散らして、汁ごと食べる。

大根は下ろした後、笊で自然に水気を切る(絞らない)のが美味しい。

暮れも押し迫ると、忙しさに紛れて自愛を忘れがち、くれぐれも健康を第一に、良いお年を迎えていただきたい。

なお、正月飾りなどは、明日29日は“九日(苦にち)飾り”で、31日は“一夜飾り”でどちらも忌み嫌われる。

今日中に飾り終えられなかったら、30日の朝には飾るようにしたい。

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