メニューを読んで料理を想像・(Ⅰ)
クリスマスが近くなると、レストランで食事をする機会もあるだろう。
また、年末年始に海外に出かけ、料理店に入ることも。
※国内・海外でのレストラン選びは、なんと言っても“ミシュラン・ガイド”が一番信用出来る。海外でのフリーの食事は信頼のおける旅行社で相談すること。飛び込みは危険。いい店は予約客より受け付けないと思って。
どこの国の料理を食べに行くにしろ、レストランで出されるメニューが読めたら・・・と思うことは無いだろうか。
その国の言葉が堪能でなくても、メニューを見て、どんな料理か見当が付いたら、もっと楽しめるのでは。
日本語の説明が付いていないメニューを手渡されてまごつく方に、ちょっとした予備知識で、料理の見当が付く“隠し技”を。
勿論だが、国内のレストランなら、料理の説明をしてもらうのが最良で、知ったかぶりをして失敗するほうが恥ずかしいことだ。
ただ、予備知識があれば、説明されても分かり易いし、メニューを読むことが楽しくなる。
❤中国料理の場合
漢字が並んで一番馴染み易い。基本的には《調理法~主材料~材料の切り方》の順に漢字が並んでいる。
1 調理法
- 炒・爆・吃=炒める
- 焼・燉=焼く、煮る、揚げ煮
- 炸=揚げる
- 燻・烤・樟=燻し焼き
- 拌=和える、ドレッシングをかける
- 湯=汁物、スープ
- 清=薄味、生っぽいもの
- 紅・醤=醤油味。
- 白・塩=塩味
- 辣=辛味、酸味。 糖醋=甘酢かけ、甘酢味
- 糖・甘・甜=甘味。 脳羹=ドロリとしたもの
2 主材料
- 肉・鶏・蝦・鴨・蟹・鮑などは字のまま
- 肘・腿・筋・心・掌・舌・耳なども使用している獣肉部所
- 猪=豚。 脆=モツ
- 甲魚=スッポン。 墨魚=イカ
- 頭魚=鯉。 皇魚=鯛
- 扇貝=帆立。 海蜇=クラゲ
- 菇=椎茸。 銀耳=白キクラゲ
- 飛燕=ツバメの巣。 海参=ナマコ
- 排翅・魚翅=フカヒレ(姿煮は扒翅)
- 泡飯=粥
3 材料の切り方
- 全=丸ごと、姿のまま
- 片=薄切り。 絲=せん切り
- 散・砕・鬆=細かくしたもの
4 その他
- 盤・盆=皿盛り(オードブル)
- 単・双・参など=盛り合わせの品数
- 美・彩・華・錦・精など=豪華、特選
中国料理と一口に言っても、発祥地によって字の並べ方や使い方が違う。
漢字一文字づつの意味を考えながら、パズルのように解いてみよう・・・ピンポ~ンなら料理の味はさらに美味しくかんじられるかも。
❤イタリア料理の場合
イタリア料理は、地方の特産品を活かして地方料理の集大成と言ったふうで、メニューには、アラ・~(~風)という地方名がよく付けられる。
基本的には《主材料~デ~調理法~アラ~地方名》の順に並ぶ。注文する時は、①前菜~②第一の料理~③主菜を考え、それに合わせたワインやデザートを選ぶ(ワインについては11/17・18の記事を参照)。
- antipasto(アンティパスト)=前菜、オードブル
- aperitivo(アペリティーヴォ)=食前酒、アペリティフ
- acqua(アクア)=水。 ~minerale(~・ミネラーネ)=ミネラルウォーター
- Primo-piatto(プリモ・ピアット=第一の料理)。 ふつうはこれが主菜の前にある。☆中心をなすのはMinestra(ミネストラ)という具沢山の野菜スープ。Minestre(ミニストレ)と複数形になればスープを含んだpasta(パスタ)かrisotto(リゾット)、gnocchi(ニョッキ)、またはpolenta(ポレンタ)などのこと。 ☆ナポリを中心とする南部イタリアでは、パスタの主流はmaccheroni(マカロニ)とspaghetti(スパゲッティ)で、トマトやナス、アンチョビなどでシンプルに調理。オリーブ油を使い香辛料を効かせるのが特徴だ。 ☆中部イタリアでも、ローマ周辺の主流はニョッキ。アドリア海側では海の幸豊富なrigatoni(リガトーニ)が有名。 ☆北部イタリアになると、隣接するフランスの影響で、バターや生クリームを使うことが多い。パスタも生平打ちのfettuccine(フィットチーネ)やravioli(ラビオリ)が主になる。 因みにパスタは練り粉、リゾットは米料理、ポレンタは熱湯で練った玉蜀黍粉。
- 主菜には、pesce(ペッシェ=魚料理)とcarne(カルネ=肉料理)があるが、主材料は多すぎて書ききれない。何とか単語集片手に頑張って・・・!。
★調理法も同義語が多く、レストランによって使い方もまちまち。ただ、覚えておきたいのはbistecca(ビステッカ=牛ステーキ肉の焼き加減)だ。
- bencotta(ベン・コッタ)=ウェルダン、良く焼く。
- media(メディア)=ミディアム、中程度焼き。
- alsangue(アル・サングェ)=レアダン、軽い焼き。
地方名や味付け、alla~(アラ・~)、つまり~風と言うのはレストランの主張したい部分で、ミラノ風とかシチリア風、ナポリ風と言った具合に地方名のほか、田舎風とか当店風、我が家風というような味の見当を付け難いものもある。
分かり易いのは、クリーム煮とか、~添え、~風味と言った使われ方。
分かり難いのは、政治家風、金満家風、海賊風、水夫風、樵(きこり)風・・・大食漢風なんていうのもある。想像がつきそうな気もするが・・・。
最後に、大事なのは、知ったかぶりで注文してガッカリするよりは、店員によく説明してもらって料理を選ぶこと。
どうぞ、楽しいお食事を。★明日はフランス料理のメニューを。



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