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2007年1月23日 (火)

鮫の「飯寿司」を食べ損ねた

残念!!!、惜しい、あ~ァざんね~ん。Photo

って、何かといえば【鮫】を食べ損ねた。

食べたかったのだ・・・幻の“鮫料理”。

来年の正月、つまり一年先まで食べられなくなった。

サメ・・・と言うと、真っ先に、映画『ジョーズ』で観た、あの船をも飲み込もうとする、尖った歯も恐ろしい、巨大に開いた口を思い出す。

サメには、どうしても獰猛で危険なイメージがあるが、実際には、そんなサメは20~30種類くらいで、サメの種類の1割未満だという。

Photo_219 さて、サメは鱶鰭(ふかひれ)のように加工されて高級食材になるばかりではなく、肉は蒲鉾やハンペン、煮凝りの材料になる。

切り身肉も各地で食用にもされ、時々はスーパーなどでも見かける。塩焼き、付け焼き、ソテー、酢味噌和えなどで食べる。

これらは、私も食べたことがある。

ところが、初めて知ったのだが、何と驚いたことに「飯寿司」にする地方があるそうだ。

この情報をくれたのは、各地で魚を釣ったり、買ったりしては送ってくれる、あのJ子さんのご主人(デザイナー)だ。

どうやら本州最北の地、青森県下北半島・仏が浦・・・そう、北限の猿で知られるところだ。そこで作られているらしい。

「珍しい“鮫の飯寿司”なる物があるそうですが、取り寄せますか?」、当然私は「ハイ、お願いします」。

すぐにJ子さんのご主人が、ツテを頼りに探し出し、注文してくれたのだが、アァ~、時すでに遅し・・・(ToT)/~~~。

正月の数日だけ売り出す限定品で、結構な値段にも関わらず、予約で完売してしまうのだという。当然、今年の分はもう無い。

そうなると、ますます興味が湧き、直ぐに来年の予約を入れて貰った。

一年も待ちきれない・・・そんな気分だが、待つしか無い。大きな獲物を逃した漁師の気持ちだ。

サメは軟骨魚網板鰓亜網に属す魚類の中で、鰓烈が体の側面で開くものの総称だ。

生きる化石とも言われるくらいその歴史は古い。約4億年前の古生代デボン紀に出現、その頃から姿形がほとんど変わっていないという。

体は、いわゆる“鮫肌”で、頭から尾方向には滑らかだが、尾から頭方向に逆撫でするとザラザラと引っかかる。

これは、泳ぐ時の水の抵抗を減らし、水流に乱れを生じない。

鋭い歯は何列にも並んでいて、いま使用中の歯が欠けると後ろに控えている新しい歯が、前の歯列を押し出し、歯列ごと入れ替わる。

この入れ替わりは何度でも可能で、生涯に数千本が入れ替わって使われるという。

卵生か胎生(卵胎生も含む)で、体内受精をするために魚には珍しい交尾をする。

サメは鮫(交尾する魚だから)と書くが、同意語として鱶(ふか)や鰐(わに)を使う地域もある。

因みに、“飯寿司”とは、塩で締めた魚をご飯と重ね漬けした、一種の「熟れ寿司」で、通常は鮭・鰊・ハタハタ・ホッケなどが使われる。 Photo_220 Dsc02546_2

写真・左=鰊と鮭。

写真・右=ハタハタ。

今年は、幻に終わった【鮫の飯寿司】はどんな味だったのだろう。

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