胃腸すっきり「長芋」で簡単料理
暮れから正月、お餅やご馳走の食べ過ぎ、酒も少し飲み過ぎた・・・そんな「過ぎた」が体調を狂わせるのは、立春前の今頃。
消化を助ける食材で、早めに胃腸の元気を回復して、すっきり春を迎えたい。
いわゆる《トロロ》と呼ばれる芋には、山地に自生する自然薯と、栽培される長芋・大和芋・ツクネ芋などがある。
いずれも、ヤマノイモ科で日本や中国が原産地だ。
中で、買いやすくて一般的なのは“長芋”だろう。
各地で栽培されている“長芋”だが、生産量の多さからも市場人気からも、トップクラスと言われるのは、「青森県(南部地方)」と「北海道(川西地区)」のもの。
粘りの成分は、蛋白質にマンナンが結合したもので、善玉コレステロールを増やす働きがある。
他には、澱粉と、ビタミンB1が豊富。消化酵素のジアスターゼが多いので、麦飯や玄米が食べられていた時代から「腹にいい」と利用されていた。
粘りが根気にも繋がり、スタミナ食としても、滋養強壮食としても人気がある。
大和芋やツクネ芋のようにアクも無く、水分が多いので幾分粘りも少ないから、“長芋”は生で酢の物やサラダで食べられる。
- 刺身用の白身魚薄切り(好み、鮪でも帆立でもOK)と、長芋(1センチ角切り)、茹でオクラ(小口切り)、茹でナメコをボールに入れ、卵黄と薄口醤油で和える。
- もみ海苔を加えても美味しい。
簡単過ぎて、美味しくてすみません・・・の一品。
だから、もう一品を。
- 椎茸(大4枚)は石突きを取って四つ割り、シメジ((小2パック)は石突きを取って小房に分ける。
- 長芋(250~300g)は皮を剥いて摩り下ろす。
- 茸にトロロをよく絡めて、山葵醤油少々で味付け。
- 器に入れて、湯気の上がった蒸し器で中火で15分(電子レンジでもいい)、万能葱の小口切りを散らし、熱いうちにポン酢で食べる。
ふっくり、あったかい、やさしい味わい。
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