“三つ葉”は日本原産野菜
正月は“三つ葉(とくに切り三つ葉・糸三つ葉)”の消費がグ~ンと増えるそうだ。
雑煮や茶碗蒸し、吸い物や煮物に、卵とじ、また雑炊に“三つ葉”を使うと、香りが良く料理のグレードも上がる。
正月が過ぎて、三つ葉の値も安定した。大根も買いやすい時期。
簡単で、品がいい一品を。
- 大根は3センチくらいの長さの短冊切り。三つ葉も3センチほどに切っておく。
- 大根と三つ葉に塩少々を振り、皿を4~5枚重ねて重しをする。
- 大根がしんなりしたら、水気を絞って器に盛る。
たったこれだけ!。
つまらないくらい簡単なのに、アラッという美味しさ。脂っぽい肉や魚の料理の時は欠かせなくなる。
“三つ葉”の学名は「クリプトニア・ジャポニカ」、そう日本の野菜なのだ。
独特の香りも、成分名はそのまま「ミツバエン」と。
古くから日本に自生していた野菜だが、栽培を始めたのは江戸時代中期以降からという。
春先には、胡麻和えやお浸しに使う“根三つ葉”が出回り、安い野菜とは言えないが特有の香りとシャキッとした歯触りで好評だが、それとは別に、正月は薬味用のものが売れている。
細くて茎も青い“糸三つ葉”と、根株から茎が軟白した“切り三つ葉”ともに、瑞々しい色彩と風味が料理の格を上げて、和食には欠かせない野菜だ。
“三つ葉”の組織は軟らかいので、食べる直前にパッと入れ、すぐ食べるのがいいようだ。
栄養的には、カルシウムやリンなどの無機質、ビタミンA・Cが豊富だが、多量に食べるものでは無いので、期待しない方がいいかも。
香りが失せ易いので、少量づつ買うのが、結局は得なようだ。
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