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2007年1月15日 (月)

不細工魚“鮟鱇”が美味しい

お世辞にも「美形」と言い難い“鮟鱇”。

しかし河豚にも負けない冬の美味しい深海魚だ。『ヌルヌル、グニャグニャは総じて美味なり』とは良く言ったもの。

扱いにくい魚としても代表のような“鮟鱇”は、独特の《吊るし切り》にするのが一般的だ。

硬いアゴの骨に縄を通し、横に渡した柱に下げ、安定を良くするために口からたっぷり胃袋に水を注ぎ入れる。

そうして重心を低くしてから、出刃包丁で各部を削ぐように切り落としていく。

マ、素人には簡単に真似できない技だ。

最近は大手のスーパーなら、鍋用に切り分けられたパック入りがPhoto_231売られている。

一時前に比べて、ずいぶんと家庭の鍋に使い易くなったと思う。

全身がゼラチン質とも言える“鮟鱇”は、捨てるところが無い。

  • トモ(尾びれ)
  • ヌノ(卵巣)
  • 水袋(胃袋)
  • ヤナギ(頬肉)
  • キモ(肝臓)
  • エラ(鰓)
  • カワ(皮)Photo_230

と、これらは「七つ道具」と呼ばれて珍重される。中でも肝は“アンキモ”として人気が高 い。

鍋がポピュラーだが、身と肝のトモ和えも酒を進める。

2月一杯が賞味の限度だ。

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