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2007年2月 5日 (月)

オイルサーデンでパスタを!

『鰯の頭も信心から』という諺がある。

つまらない物でも、それを信じる人には大事なのだ、ということらしい。

昔は節分の夜、門口に魔除けに“豆ガラに鰯の頭を刺したもの(処によってはヒイラギも)”を掛けた家を見かけたものだ。Photo_209

鰯の主流は、ニシン目ニシン科のマイワシ(写真・上)だが、かつて大衆魚=下魚とまで言われた鰯が、最近では漁獲量の減少で高級魚になりつつある。

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ほかに一般的なのはウルメイワシ(写真・下)、カタクチイワシなど。

鰯の語源には、幾通りもの説がある。

※陸揚げすると直ぐに弱る=弱い魚=弱し(よわし)の訛化説。

※稚魚が他の魚の餌になる=小さくて弱い=弱し(よわし)の訛化説。

※身分が低い(卑しい)人が食べた=卑しい魚=卑し(いやし)の訛化説。

いろいろあるが、漢字は前者の説から出来ている。

平安時代、身分が高い人は食べないと言われた“鰯”を日常的に食べて、夫との諍いが絶えず、結局“鰯”が原因で離婚したのが、かの紫式部

江戸時代に質素倹約を奨励・実践して、玄米一椀+糠みそ+目刺し一本の生活をしたのは、なんと春日の局

卑しいといわれようと、鰯は美味しくて栄養のある魚。

DHE・APEなどの講釈が無くても、昔から知的な女性は鰯を食べていたのだ。

痛みやすい魚だから、目刺しやつみれ、蒲鉾に加工されることが多いが、鮮度のいいマイワシは刺身が美味しい。

『イワシコ、七へん洗えば、鯛の味』と言われ、人によっては鯛より美味だとも言う。

塩焼き、フライ、酢の物や酢締め、煮付けもいい。

ウルメイワシの丸干しなどもなかなかの味だ。

カタクチイワシをアンチョビやオイルサーデンに加工する量も増えた。

オイルサーデンの和風パスタ(4人分)067

  1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(30gほど)を入れて、スパゲッティー(480g)を、袋に表示された時間を目安に茹でる。
  2. その間に浅葱or万能葱(1束)を小口切り。
  3. 茹で時間の1分ほど前に、スパゲッティーを抓んでみて、少し芯が残っている程度でOK。
  4. フライパンにオリーブ油(大1)と、ニンニク微塵切り(小1)、赤唐辛子(1本の種を抜いて半分に折る)を入れて、弱火で香りが出るまで炒める。
  5. オイルサーデン(1缶)の汁気を切って加え、炒め合わせる。
  6. スパゲッティーを入れ、醤油少々を回しかけ、2の半量を加えて、炒めながら混ぜ合わせる。
  7. 6を皿に盛り分け、残りの浅葱を振りかけ、好みで七味唐辛子をかけて食べる。

※スパゲッティーは茹で加減がポイン、固めのアルデンテで。

節分の鰯料理も、こんなパスタなら、若い人たちにも喜ばれる。

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