オカヒジキの歯触り
オカヒジキは、本来は春から初夏が旬だが、気候が似ている秋にも出回る。
- オカヒジキ(150g)はたっぷりの熱湯で、色よく、サッと茹でて、水に取り、水気を絞ってザク切り。醤油(あれば薄口)少々を振りかけて下味を付けておく。
- 浅利の剥き身(50g)を、薄い塩水で洗い、水気はキッチンペーパーなどでしっかり取る。
- 鍋に下味用の酒(大1)を煮立て、2の浅利を入れて、身がふくらむまで煮て、浅利を取り出し冷ます。
- ボウルに練り芥子少々を入れ、味醂(小1)と薄口醤油(大1)を加えて溶きのばす。
- 4に、3の浅利と1のオカヒジキを入れて和える。
アカザ科で、原産地はアジア。日本でも海岸の砂地などに自生していて、江戸時代にはすでに食べられていたと記述がある。
山形県では、かなり以前から栽培されていて、県の特産品になっている。
葉と茎を食用にするが、シャリッとした歯触りと、独特の風味が通人好みの野菜。
葉の形が海藻の“ヒジキ”に似ているから、この名が付いた。『陸鹿尾菜』と書いてオカヒジキと読む。
カロチンが豊富で、ビタミンやカルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル分が多い栄養価の高い野菜。食物繊維も多い。
和え物のほか、サラダや天婦羅に。
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