“金柑”は一番小さな柑橘
庭先に柑橘が実って、陽光に輝いているのが宝石のように美しい。
多種多様な果物の中で、柑橘類は処女生殖のおかげで、さらに各種各様に子孫繁栄を続けて来た。
処女生殖とは、もともと果実に宿した無性の種子が播種されて成長すること。
胚芽のある種子は、花粉が無くても(受粉しなくても)芽を出し、実生の木になれる。
こうした“聖なる果実”とも言える神秘さで、太古から繁殖し続けてきた。
黄金色の卵形をした可愛い実は、他の柑橘と異なり皮を食べる。
この皮には、現存する世界の果実の中ではビタミンCの含有量が一番多い。
昔の童歌に、
♪マンジュウもろたら皮あげよ
キンカンもろたら実をあげよ~♪
というのがある。皮を食べるのが金柑なのだ。
激しい運動をした後は、数粒の金柑。口中サッパリで元気も百倍。
風邪を引いた時も数粒の金柑。咳止めには蜂蜜と一緒に摂れば喉快調。
ストレスからくる胃痛にも緩和効果があるそうだ。
金柑の甘露煮は、皮に切り目を入れて、種を丁寧に抜きさえすれば簡単。シロップごと瓶に詰めておこう。
今回作った甘露煮は、形が少し崩れた。わざわざ紹介する出来ではなかったので、甘露煮紹介は止めて、違う【キンカン】を作ってみた。
❤卵黄で作るキンカン
- まず、温泉卵を作る。68℃の湯に、卵を入れて保温しながら25分くらい漬けて置く(これも面倒なら、市販品を)。
- 1の卵の殻を剥き、水の中で、卵黄を壊さぬように気を付けながら、卵白だけを取り除く。
- 白味噌に煮切った酒を3:1に混ぜ、卵黄が入るくらいの窪みをつけ、ガーゼを広げて2の卵黄を入れ、ガーゼを被せて味噌を薄く乗せる。
- 1晩以上2日くらいが食べ頃。
※残った白身は、勿体無いので捨てずに、笊にキッチンペーパーを広げて水気を切り、サッと炒めて水分を飛ばし、和え物やサラダに使って・・・。
時間はかかるが、手間は掛からない。来客用になる珍味だ。
白味噌なら薄味に漬かるが、赤味噌を使えば濃い目でキッチリした味になる。




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