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2007年4月 7日 (土)

名残の“赤貝”

Photo_363 貝類が美味しいのは晩冬から春まで(ただし、鮑は夏がいい)。

貝類に目の無い私には寂しい季節。

大好きな赤貝の旬もそろそろ終わる。

この赤貝、艶笑句に詠み込まれたりして、連想逞しい方には色っぽさを覚える貝なのだそうだ。

内湾の泥深い海底に棲み、貝殻は厚く脹らみを持っていて扇形、灰白色の殻の表面に42本のギザギザの溝がある。

大きさは約8~10センチで、この条件に合っているものが“本玉”と呼ばれる本物の赤貝。

良く似ているのが“猿頬貝(さるぼうがい)”、別名藻貝で、本物より身の色が少し淡く白っぽい。

肉厚で赤味の強い樺色をしているのが上物と言われる。Photo_88

千葉県富津あたりが主産地だ。

鮮度のいいものは、刺身、寿司種、酢の物で賞味する。

身の他に、紐と呼ばれる部分もコリコリした食感で好まれる。

佃煮や天婦羅、ソテーにも使う。

剥き身の市販品には、赤貝と称して、先のサルボウやハイガイが使われていることがある。

赤貝のヅケ寿司429

  • 刺身で残った赤貝。
  • 試しに醤油に数滴の酒と酢を入れた下味に漬けて30分。
  • 握りにしてみた。
  • ズケにしたらと思い付いて試したが、想像した茶褐色にならず、くすんでしまった。酢を垂らしたからだろうか。
  • しかも、写真までくすんで(?)失敗だったが、味は良かった。思いがけない発見だった。

※赤貝は身も紐も、刺身・寿司種・酢の物などに出来るが、山陰の米子あたりだと記憶しているが、剥き身に牛蒡や人参を加えて炊き上がりに芹を混ぜて蒸らす『赤貝飯』は、自己流で炊いても唸るほど旨い。

お試しあれ。

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