陸奥湾の“桜蟹=トゲクリガニ”
青森の桜は、まだ開花には10日余もありそうだが、青森の花見に付き物の“桜蟹”はもう出てきた。
ご主人の仕事に付き添って、青森に行った大親友のJ子さんが、昨日送ってくれたのは、“陸奥湾の毛蟹”とか“湾内毛蟹”と呼ばれる「トゲクリガ二」だ。
この蟹はクリガ二科で、毛蟹(正式名称はオオクリガに)の仲間である。
トゲクリガニは、東北地方の太平洋側に分布しているが、中でも陸奥湾は群を抜いて多く獲れるのだ。
大きさは、1年もので甲長(頭からお尻まで)が5センチ程度。3年ものになると雄・9.5センチ、雌・7センチになるそうだ。
最も、近年では甲長7センチ未満は獲らず放流する。
春、4月半ばから5月が旬で、青森では桜の開花時期にあたるため、“桜蟹”と呼んで、花見では桜以上に主役になる。
と言うのは、この蟹が宴席に出ると、みんな「花より蟹」となり無口になってしまう。
時にはビールを飲むことさえ忘れて、蟹の身をほじくることに夢中になるため、静かで盛り上がらない花見になるそうだ。
この蟹は花見には欠かせない・・・が、蟹を出すタイミングによって席の出来不出来が問われる。
“桜蟹”の出番で、花見幹事の力量が問われる。
毛蟹よりミソが濃厚で、とくに卵を抱える雌は更に美味しい。
ミソと内子がたっぷり入った雌は、雄の倍近い値段がつけられる
。
蟹を引っくり返したとき・・・雌の蟹なので引っくり返されることに抵抗があるのか、恥ずかし気に顔を隠している・・・ように見える写真だ。
❤蟹さんゴメン。説明の間我慢してね。
お尻にあたる部分を覆っている蓋のようなものを「ふんどし」と言うが(雌もふんどし?)、この幅が広いものが雌。
雌だけ送ってくれたので比較出来ないが、雄のふんどしは細く鋭角だ。
毛蟹より体が小さい分、肉量も少なく、雌で¥500~¥600くらいと買いやすい値段だが、味は毛蟹に勝るとも劣らない。
J子さんは、産地で浜茹でして送ってくれたが、蟹を茹でる時は、生の物は水(海水程度の塩分で)から茹でたほうが脚が外れず、身離れがいい。
必ず脚を縛り、甲羅を下にして茹でる・・・沸騰して15分くらいが目安だ。
どちらかをクリックしてください。




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