ウルメ鰯の昆布締め&漬物イタリアン
鰯は、傷みやすい魚の代表のようなものだが、中でも、ウルメイワシは特に傷み易い。
ウルメイワシの薀蓄は3月6日の記事を参照していただければありがたい。
このイワシは、目が脂瞼(しけん)という透明な脂肪膜に覆われているために、いかにもウルウルと眼が潤んでいるように見える。
だから漢字では潤目鰯と書く。
イワシの中でも、丸みを帯びた体形で、一般的には目刺しにすることが多い。
今回は昆布締めにしてみたが、昆布のネットリした旨味が入り込み、水分も適度に抜けてかなり上等の味になった。
骨を抜くのがちょっと手間だが、魚の小骨抜き用のピンセットがあれば簡単に抜ける。
背中心と腹の骨だけ抜けば、極めて細い骨は気にならなくなる。
昆布締めのいいところは、数日は鮮度が保たれること。塩も何もしなくても美味しくなることだ。
昆布締めも、日本人の食生活から生まれた知恵・・・漬物も日本の祖先の偉大な知恵(大袈裟だなぁ)、現代風に食べてみよう。
火を使わないから、オリーブ油のエキストラ・バージンの香りが活きる。
- 生のエノキ茸は茹でて、水気を切り、冷ましておく。
- 白菜漬け(150g)は約5センチ幅に切り、タクアン(7~8センチ)は5ミリ幅に切る。
- 器に1と2を盛り合わせ、エキストラ・バージンオイルを適量かけ回し、好みで醤油を垂らす。
- 食べる時に、全体をサッと和える。
※「ン?、ナンじゃこりゃ!」とビックリ・・・漬物がイタリアンなサラダのように美味しい。
漬物をこんな食べ方していいの?=美味しきゃいいんじゃないの!。
漬物の組み合わせは、好みでどうぞ。
最近のコメント