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2007年5月24日 (木)

入梅イワシの美味しさ

Photo_150 そろそろ梅雨になるようだ。

梅雨の頃は、マイワシが“入梅イワシ”と呼ばれて、美味しい時季とされる。

鰯の主流は、ニシン目ニシン科のマイワシだが、かつて大衆魚=下魚とまで言われた鰯が、最近では漁獲量の減少で高級魚になりつつある。

ほかに一般的なのはウルメイワシ(潤目鰯)、カタクチイワシなど。

鰯の語源には、幾通りもの説がある。

※陸揚げすると直ぐに弱る=弱い魚=弱し(よわし)の訛化説。

※稚魚が他の魚の餌になる=小さくて弱い=弱し(よわし)の訛化説。

※身分が低い(卑しい)人が食べた=卑しい魚=卑し(いやし)の訛化説。

いろいろあるが、漢字は前者の説から出来ている。

平安時代、身分が高い人は食べないと言われた“鰯”を日常的に食べて、夫との諍いが絶えず、結局“鰯”が原因で離婚したのが、かの紫式部

イワシを食べていることを咎めた夫の藤原宣孝に、紫式部は反撃の和歌を。

日の本に はやらせ給う いわし水

     まいらぬも あらじとぞ想う

<いま一番人気の【石清水八幡宮】に参拝しない人はいないでしょう>と、石(岩)清水とイワシを引っ掛けたもの。

因みに、この清水は、女性の肌をきれいにすると評判だったそうで、「イワシは肌艶を良くするのよ」と言ったも同じ・・・亭主としては、反論出来まい。

また、江戸時代に質素倹約を奨励・実践して、玄米一椀+糠みそ+目刺し一本の生活をしたのは、なんと春日の局

彼女は当時にしては、健康で長生きした女性としても知られる。

卑しいといわれようと、鰯は美味しくて栄養のある魚。

DHE・APEなどの講釈が無くても、昔から知的な女性は鰯を食べていたのだ

痛みやすい魚だから、目刺しやつみれ、蒲鉾に加工されることが多いが、鮮度のいいマイワシは刺身が美味しい。

『イワシコ、七へん洗えば、鯛の味』と言われ、人によっては鯛より美味だとも言う。

塩焼き、フライ、酢の物や酢締め、煮付けもいい。

マイワシの照り照り焼き(2人分)163

  1. イワシ(4匹)は、頭と内臓、中骨を取り小麦粉を塗す。
  2. エノキ茸(1/2袋)は根元を切り落とし、分葱(2~3本)は5センチくらいに切る。
  3. フライパンに油少々を熱し、2を炒め、塩・胡椒で調味して取り出す。
  4. そのフライパンに油を少々足して、1を皮目を上に身から焼き、両面を焼いたら取り出す。
  5. フライパンを良く拭いて、醤油と水(各大1/2)、酒とケチャップ(各大1)を入れ、熱くなったら4を入れて味を絡める。

※フライパン1個で出来ちゃう、誰でも好きになる一品。

こってり味がご飯に良く合うので、丼にしてもいいかも。

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梅雨の季節になると、忘れられない思い出が蘇る。

その時に書いた詩だが、評価が高く、詩集が【文部科学省・推奨図書】【小中学校・夏休み推薦図書】に選ばれた。

      《雨》

昼間の好天気を 引っくり返して大粒の夕立

窓を叩く雨に 

私の刻(とき)が 過ぎた日に戻っていく

.

母であることに鍵をかけ

家を出た足は

毎日時間と競争していた

突然降り出した雨が

傘の迎えも無く ずぶ濡れで

重くなったランドセルに

肩を落として学校から帰る

小さな息子の涙に思えて

私も 傘を注さずに歩いた日

.

いまなら 傘を届けてもやれるのに

十四歳になった息子は

もうそれを望みはしない

.

私は 追憶の中で

息子を迎えに走る

.

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ご感想をいただければ嬉しいです。

また、こんな詩が詰まった詩集ですが、当時は、メディアの新刊紹介や、各地の地方紙の評論で、かなり好意的に取り上げられました

少し、残部があります。オフレコでご住所を頂ければ、無料で差し上げます。

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