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“茗荷”の食べ過ぎで物忘れ?

692 最近では、ほぼ年中と言ってもいいくらい、店頭に並んでいる茗荷だが、本来は初夏の野菜だ。

五月晴れで、少し汗ばむ気温になると、素麺や冷麦・笊蕎麦なども「いいなぁ」と思える。

涼しげな麺には、葱だけでなく、生姜や茗荷が欲しい。

刻んで薬味や刺身のツマにするのが一般的だが、汁の実・お浸し・三杯酢・卵とじなど使い道は多い。

茄子と共に胡麻油で炒めると絶妙な旨さがある。田楽や漬物もいける。

刻んで、花鰹と醤油をかけ、混ぜただけでも、結構一品になるので、お試しあれ。

「茗荷を食べると物忘れする」と言われるが、この話の基は、釈迦の弟子・槃特(はんとく)は物忘れがひどくて、自分の名前まで忘れる始末・・・釈迦は、彼の首に名前を書いた札を下げた。

彼は釈迦が書き与えたこの札を大切に、常に背負って精進に励んだと言う。

彼の死後、その墓所に生えた草を、名札を荷って修行した槃特に因み『茗荷』と名付けた。

そこから、茗荷を食べると(槃特のように物忘れ)・・・の話が生まれた。

日本の古典落語『茗荷屋』は、この話を使ったオチが笑わせる。

**●客の懐にある財布の膨らみに、つい悪気を起こした宿屋の夫婦。

客に茗荷料理をたっぷり食べさせ、明朝の出立に財布を忘れて行くよう計った。

ところが、客が忘れたのは、財布ではなく宿賃だった**と言う有名なもの。

茗荷に物忘れの成分が有るか無いかは別にして、不眠症や寝冷えの民間薬としては効用が知られる。

茗荷は生姜科の多年生草本で、熱帯アジア原産。

原産国より、何処より、一番茗荷好きなのは日本人ではないだろうか。

芽の香りがいいことから“芽香(めか)”とも呼ぶ。

茗荷の地下茎から出た花の蕾を、一般的に茗荷としているが、実は茗荷の子(花蕾)なのだ。

花が咲いてしまったら味が悪くなる。

麺類、刺し身類などのほか、納豆や冷奴にも、薬味には欠かせない茗荷。012_22_19

田楽や、茗荷寿司にも。691   

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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コメント

わ~い!また1コメゲット(*^^)v
茗荷寿司って初めて知りました!
魚グリルで茗荷に味噌塗って焼くだけですか?
茗荷、子どもの頃「食べ過ぎると馬鹿になる」と言われたのは、そんなお釈迦様の弟子のお話が由来だったとは!
茗荷って美味しいですよね~。
素麺の薬味には、必須。味噌汁もよく作ります。
実家の庭に茗荷生えてるんですよ。
湿気を好むみたいで、あまり日のあたらないところに自生してます。

投稿 みえり | 2007年6月22日 (金) 21時03分

茗荷も生姜も大好物なんです。
ばーば様に近々大好きな生姜を・・・

茗荷、物心ついたころから、ばりばり食べるという変わり者の
私でございますが、
よく祖母に、「ばかになるから、葱にしなさい」って言われて
ずーっと信じてました。
別に脳の成分を破壊するわけじゃなかったんですね。

投稿 KOO | 2007年6月22日 (金) 21時09分

こんばんは☆ば~ばさん、本日レシピをリンクさせて頂きました。
ありがとうございます^^。でも失敗してしまいました~(T_T)
味は美味しかったんですけど…別物になりました☆
また頑張ります!

ば~ばさんのブログを見させていただくと旬のものがわかって
「あ、そうか今美味しい時期なんだ♪」とお買い物の参考になります!
茗荷、なんともいえない香りでシャキシャキと美味しいですよね。
田楽なんて始めてです。どんな風味がするんでしょう。
薬味としても好きですが、茗荷の糠漬けも大好きです^^。

投稿 あんのしん | 2007年6月22日 (金) 22時40分

昨日は、ありがとうございました。

ミョウガは、夏の食欲不振にはかかせません。小さい頃は、庭の片隅の畑に勝手に生えていて、朝取りのミョウガを食べていた記憶があります。
中国東南部(揚子江とか)が原産です。史前帰化植物(稲作と一緒に入ってきた)です。魏志倭人伝にも出てきます。
ミョウガの花も白くてきれいですよ。

投稿 ムシコ | 2007年6月23日 (土) 08時01分

昨日はありがとうございました~あの後1時半までやってました~

茗荷・・・勉強になりました~マグロ君の認識と少しずれが・・

高校時代の国語の先生に教わった逸話は、少し違ってたんですね~


ぽちっと!

投稿 マグロ君 | 2007年6月23日 (土) 15時43分

みえり様
写真は「田楽」で、酒で緩めた味噌を塗って、グリルで焼いただけ。

「茗荷寿司」は、酒と酢を入れた湯で茹でた茗荷を、縦半分に切って、酢飯に乗せて握り、海苔の帯を巻きます。
スッゴイ簡単で、茗荷のピンクがキレイ・・・爽やかな味よ。

投稿 ば~ば | 2007年6月23日 (土) 16時15分

KOO様
バリバリ食べても、利巧な人は利巧・・・実証済みね。

でも、逸話が実話っぽくなって伝わり、茗荷にとっては迷惑だったでしょうね。

私に生姜を・・・って、生姜送ってくださるの?。

投稿 ば~ば | 2007年6月23日 (土) 16時20分

あんのしん様
失敗作(?)と仰るけれど、失敗の原因が分かっているんですから、何てことないですよ。
別物でも、味は良かったそうで、まずはホッ・・・。

茗荷の糠漬け、私も茗荷が安く買えた時は糠床に入れます。
美味しいよね。

投稿 ば~ば | 2007年6月23日 (土) 16時35分

ムシコ様
こちらこそ、楽しいお話を伺えて、嬉しい時間を過ごしました。

茗荷の花、ホワッと儚げで、妖精のようですよね。
でも、茗荷を食べるのには、可哀想ですが、花は咲かせないほうがいいようです。

投稿 ば~ば | 2007年6月23日 (土) 16時40分

マグロ君様
本当に、楽しい時間でした。

茗荷(名札を荷う)の名の由来になる説話は、この釈迦と槃特の話が、食文化史では定説になっています。

ただ、茗荷=物忘れの逸話は、たくさんありますが・・・。

投稿 ば~ば | 2007年6月23日 (土) 16時49分

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