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2007年6月18日 (月)

“アメリカンチェリー”の手製ケーキ

672 サクランボが店頭の中心で人気を集めている。

さて、6月19日は太宰 治を偲ぶ《桜桃忌》だ。

サクランボの季節に亡くなったことと、最晩年作『桜桃』にちなんだ忌名だが、厳密に言えば、サクランボと桜桃は品種が異なる。

サクランボは保存が効かず、促成栽培も出来ないので、店頭に並ぶのは極めて短期間だ。

だからこそ初夏の風物詩になる。

“西洋実桜”と呼ばれ冷涼な気候を好むが、雨は嫌う。

山形・福島を主要産地として、北は北海道まで栽培されている。

梅雨時は、長野・山梨の早生種が出回る。

原産はアジア西部からヨーロッパ、そして中国。

とくに栄養があるとは言えないが、彩り・歯触り・甘酸のバランスなど、初夏らしい爽やかさがある。

国産より庶民的値段で人気の輸入物。

平成3年までは、アメリカンチェリーには解禁日があったが、4年以降は輸入自由になり、5月の中旬~下旬には店頭に出る。

国産は、小粒の『高砂』から始まり、大粒の『佐藤錦』まで、これから7月半ばまで収穫される。

人気は『佐藤錦』だがなにしろ高価、贈答用ならまだしも自家用に買うには財布との相談が先決。年に一度、形ばかり数粒の貴重品だ。

バイオ技術で産まれた佐藤錦と掛け合わせた新品種『正光錦』や『香夏錦』なども期待されている。

サクランボは生食の他、卵豆腐や素麺・サラダの彩りにする。

国産より味が濃いチェリー(カリフォルニアorワシントン)はプリザーブやブランデー漬けなど加工用に適す。

同じサクランボでも、爽やかで甘酸っぱい国産は“乙女”、味が濃くジューシーなダークチェリーは“熟女”か?。

17日の“父の日”用にと、近所の若い奥さんから「おばさん、教えて」と、ケーキ作りを頼まれていた(おばさんには、ン?だったが)。

15~16日は、夫が泊りがけゴルフだったので、16日はその人に付きっ切りで、男性にも好評の、チーズを使ったケーキ作り。

1~10までを手作りするのは無理なので、土台のスポンジは市販品を使う。

チェリー・クリームチーズケーキ124 (18cmのセルクル分)

まず、準備として

  • 板ゼラチン(8g)はたっぷりの水に浸けてふやかす。
  • クリームチーズ(250g)は室温にしておく。
  • レモンの皮(1個分)は摩り下ろす。
  • 市販のスポンジケーキを1センチ厚さにスライスしておく。
  • 砂糖と水(各1カップ)を2分ほど煮溶かしてシロップに。

以上の準備をしたら、根性投入・・・製作開始。

  1. ボウルにクリームチーズを入れ、泡だて器で掻き混ぜ、滑らかにする。
  2. 鍋に卵黄(3個分)を入れ、泡だて器で溶き解し、砂糖(75g)、白ワイン(75cc)、摩り下ろしたレモンの皮を加えて掻き混ぜる。
  3. 2の鍋を火にかけ、沸騰したら火からおろし、水気を切ったゼラチンを加えて、静かに掻き混ぜながら溶かして、ボウルにあける。
  4. 大きいボウルに氷水を七分目ほど入れ、3のボウルの底を当てて、ゴムベらか木杓子で掻き混ぜ、粗熱を取る。
  5. 4に1を加え、混ぜる。
  6. さらに、別のボウルに生クリーム(300cc)を入れ、氷水のボウルに底を当てながら、泡だて器で泡立て、5に静かに合わせていく。
  7. 皿かバットに、18センチのセルクルを乗せ、スポンジケーキを底に敷いて、6を流し入れ、冷蔵庫で冷して固める。

固めている間にソースを作る。

  • サクランボのシロップ漬け(缶詰 or 瓶詰め・実だけ125g)と、用意したシロップをミキサーにかける。
  • 皿に、固まったチーズケーキを乗せ、サクランボとミントを飾り、ソースを周囲に敷く。

※市販のスポンジを使ったので、デコレーションに集中でき、すごく好い出来になった。

きっと、あの若奥さんの舅さんは、昨日の“父の日”には満面の笑顔で、あのケーキを頬ばったことだろう。

多分、ご主人も、お裾分けなど頂いて、嬉しかったかも・・・。

私にとっても、心がアッタカイ嬉しい一日だった。

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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