ブロッコリーは命の塊
昨夜、母が再入院したと電話があった。
嚥下障害がひどくなり、脱水症状で点滴をしているが、腎臓も心臓も弱り浮腫みも出て、思わしくないという。
一昨年、排泄困難から大腸が腐敗し、人工肛門にした。
昨年は、嚥下が出来ないから喉に穴を開けましょうと言われ、「このままじゃロボットみたい」と退院させたばかりだったが・・・。
結局は嚥下困難は点滴で対応するとしても、腎臓障害は人工透析しかないらしい。
母はもう弱りきっている。傷だらけ、管だらけで苦しむ医療が本当に必要なのか。
しかし、いまの医療に母を平穏・安静に逝かせてとは頼めないのだ。
【命】、決して粗末には扱えないもの。何より貴重なもの。
母が、入院するたびに、悩みは深まる。
【命】、大事なだけに、その尊厳も考えていかなければならない。
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あの、緑の一粒一粒が花になり種になる芽なのだ。
日々に、なるべく多めに摂取したい野菜だが、とくに緑黄野菜は欠かせない。
ブロッコリーは、手頃に買えるのが助かる。
手頃で食べ易く、栄養価が高い・・・ブロッコリーはそんな野菜だろう。
アブラナ科で、原産地は地中海沿岸。
野生のキャベツから産まれた野菜で、カリフラワーも同じ仲間だ。
日本では、40年ほど前に普及し始めた新顔の部類。
愛知・長野・埼玉・千葉などが主産地で、年々消費量が増え、従って海外からの輸入量も増えている。
緑色の花蕾を主に食すが、柔らかな葉や茎も美味しい。
同じように花球を食すカリフラワーより、栄養面では数段勝っている。
カロチン・ビタミンB1・ビタミンCの他、ミネラル分も鉄分・カルシウムなど豊富なので、貧血予防にも効果が期待出来る。
緑色が濃く、中央がこんもり盛り上がって、蕾が小さく密集しているのを選びたい。
ラップに包んで冷蔵庫・野菜室に保存するが、なるべく早く使い切ろう。
小房に分けてなるべく短時間に茹でる。
ビタミンCを損なわないためだが、ハワイなどに旅行した方は、覚えがおありだろうが、かの地のファーストフード店は生のブロッコリーをサラダで出す所がある。
そう言えば、かつてコペンハーゲンのレストランで、カリフラワーが生でスライスされ、カレー風味のドレッシングで出てきたことがあった。
欧米人は、この手の野菜も生で平気なようだが、いくらキャベツから産まれたとは言え、日本人には馴染み難いかも・・・。
サラダ・グラタン・スープの他、煮物や和え物にも使うが
- ブロッコリー(1個弱)は小房に分けて茹でる。
- ベーコン(2枚)は、5mm幅に切って、カリッと乾煎りし、ニンニク微塵切り少々を加えて炒め合わせる。
- ワインビネガー少々と、塩・胡椒で調味し、器に盛った1に掛けまわす。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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