トウモロコシの髭=粒の数
麦の穂の数だけ実が付いているのだ。当然だが、改めてそう思って見ると、何だか感動。
そういえば、穂はトウモロコシのヒゲと同じなのだから、トウモロコシのあの茶色くなるヒゲは粒の数と同じ数(本数)あるわけだ。
トウモロコシの一粒一粒にヒゲが繋がり、受粉してちゃんと“粒ぞろい”に育ったわけだ。
何をいまさら・・・と、仰るだろうが、マジに考えたことが無かったので、新鮮に思える。
南米アンデス山脈の麓あたりが原産と言われるトウモロコシは、15世紀にコロンブスが、ヨーロッパに持ち帰ってから各地に広まった。
日本には16世紀に、ポルトガル人が持ち込んだと言う。
広く栽培されるようになったのは、明治時代に北海道で本格的に取り組んでから。
トウモロコシは、粒の性質によって、硬粒種(デントコーン)・爆粒種(ポップコーン)・甘粒種(スイートコーン)などに分けられる。
数千種もの品種で、食用になるのは上記の種類などわずかで、加工用などにも使う硬粒種が主流。
しかし、夏に丸齧りするのは、何と言っても、甘味が多いスイートコーンだろう。
ただ、スイートコーンの糖分は、ごく短時間で澱粉化し、そうなると甘味な無くなり硬さが増すので、ドンドン味が落ちる。
収穫したら、出来るだけ早く茹でる。これしか無い!!
糖質・蛋白質・食物繊維のほか、リン・カリウム・ビタミン(B1・B2・E)など、バランス良く含まれる、栄養価の高い野菜。
冷凍や、レトルト、缶詰など、年中食べられる・・・とは言え、やはり季節に食べるのが一番。
丸ごと、塩茹で、醤油を塗って焼く、そんなシンプルな食べ方が美味しいようだ。
トウモロコシは玉蜀黍と書く。唐黍(とうきび)と呼ぶ地域もあるが、唐から入ったわけでは無い。
実粒とヒゲは繋がっていて、実粒とヒゲの数は一致する。
ヒゲの皮から出ている部分が茶褐色でふさふさしている。
皮に隠れそうな部分は光沢がありしっかりとしたものがいい。
ヒゲは粒実の状態を表している。
つまり、トウモロコシはヒゲを見て選べばいいわけだ。
- アスパラ(1束)は根元のハカマを皮とともにピーラーで取り、固めに茹でて、3センチ位に切る。
- ドライサラミ(25g)は棒状に切り、コーン(実を外して・缶詰も可)は実だけで70gほど用意。
- バター少々を熱し、1に2を加えて炒め、塩・胡椒で調味する。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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