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トウモロコシの髭=粒の数

Dsc01019 麦の穂が綺麗に出揃っている。

麦の穂の数だけ実が付いているのだ。当然だが、改めてそう思って見ると、何だか感動。

そういえば、穂はトウモロコシのヒゲと同じなのだから、トウモロコシのあの茶色くなるヒゲは粒の数と同じ数(本数)あるわけだ。

トウモロコシの一粒一粒にヒゲが繋がり、受粉してちゃんと“粒ぞろい”に育ったわけだ。

何をいまさら・・・と、仰るだろうが、マジに考えたことが無かったので、新鮮に思える。

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南米アンデス山脈の麓あたりが原産と言われるトウモロコシは、15世紀にコロンブスが、ヨーロッパに持ち帰ってから各地に広まった。

日本には16世紀に、ポルトガル人が持ち込んだと言う。

広く栽培されるようになったのは、明治時代に北海道で本格的に取り組んでから。

トウモロコシは、粒の性質によって、硬粒種(デントコーン)・爆粒種(ポップコーン)・甘粒種(スイートコーン)などに分けられる。

数千種もの品種で、食用になるのは上記の種類などわずかで、加工用などにも使う硬粒種が主流。

しかし、夏に丸齧りするのは、何と言っても、甘味が多いスイートコーンだろう。

ただ、スイートコーンの糖分は、ごく短時間で澱粉化し、そうなると甘味な無くなり硬さが増すので、ドンドン味が落ちる。

収穫したら、出来るだけ早く茹でる。これしか無い!!

糖質・蛋白質・食物繊維のほか、リン・カリウム・ビタミン(B1・B2・E)など、バランス良く含まれる、栄養価の高い野菜。

冷凍や、レトルト、缶詰など、年中食べられる・・・とは言え、やはり季節に食べるのが一番。

丸ごと、塩茹で、醤油を塗って焼く、そんなシンプルな食べ方が美味しいようだ。

トウモロコシは玉蜀黍と書く。唐黍(とうきび)と呼ぶ地域もあるが、唐から入ったわけでは無い。

実粒とヒゲは繋がっていて、実粒とヒゲの数は一致する。

ヒゲの皮から出ている部分が茶褐色でふさふさしている。

皮に隠れそうな部分は光沢がありしっかりとしたものがいい。

ヒゲは粒実の状態を表している。

つまり、トウモロコシはヒゲを見て選べばいいわけだ。

アスパラガスとコーンのソテー(2人分)667

  1. アスパラ(1束)は根元のハカマを皮とともにピーラーで取り、固めに茹でて、3センチ位に切る。
  2. ドライサラミ(25g)は棒状に切り、コーン(実を外して・缶詰も可)は実だけで70gほど用意。
  3. バター少々を熱し、1に2を加えて炒め、塩・胡椒で調味する。

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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