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2007年7月 9日 (月)

鬼灯市のご利益

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ホオヅキは「鬼灯」とか「酸槳」と書く。

農家では、ときに、あまりに畑に蔓延るホオヅキは、厄介もの・嫌われものになる。

反面では、観音様の《鬼灯市》に並べる鉢植えを丹精している農家もある。

最近では、活け花の素材として、花屋や八百屋の店頭に売られているのを見るが、時季の名物は浅草寺の《鬼灯市》だろう。

9~10日は昔から《四万六千日》と言われ、この日のお参りは46000日の参詣に値すると言われた。

この日の浅草・浅草寺の《鬼灯市》は、入谷・真源寺の《朝顔市》とともに、東京の夏の風物詩になっている。

鬼灯(ほおずき)は、ナス科の多年草。Photo_439

卵形の葉には鋸歯があり、茎は60センチほどに成長する。

淡黄色の花を付け、花が終わるとガクが大きくなって角ばった袋状になり、丸い実を包み込む。

昔は解熱の薬として売られたという。

フランスなどでは、「冬のサクランボ」と呼ばれるが、収穫したものを風邪の流行る冬用に干しておいたのだろうか。

センナリホオヅキの原産は南アメリカと言われる。やはり暑さが似合いそうだ。Dsc01608_1

ホオズキの名は、ホオ(ホウ=カメムシの別名)が好んで食い荒らすから、ホオ好き=ホオズキという説。

当て字の“鬼灯”は、中国で門口に吊るす、赤い小さな提灯のこと、似ているからだ。

また“酸漿”は、酸っぱくて薬になるから。

百科事典では『果物』に分類されるが、世界各国で民間薬に利用されている。

最近は“食用ほおずき”が生産され、市場にも出始めた。

サラダやアイス、ケーキやカステラなどに使われるそうだ。

先月、園芸店で“ほおずきトマト”という苗を見つけ、実が白と紫になるはずの2本を買った。653_1

普通のトマト苗の倍以上の値段だったのに、花一つ咲かず、茎だけ元気で、そのうち葉も落ちてしまった。

普通のトマト(ミニトマトだが)は、赤も黄も毎日2~5個の収穫がある。

すごく楽しみにしていた“ほおずきトマト”だが、見ることなく終わった。

さて、お盆にホオヅキを供えたり、飾ったりする地域もある。

赤く熟れた実は、指先で丁寧に揉んで中の種子を抜くと、口中で鳴らす「ホオヅキ」の完成。

幼い日に、ブ~ブ~と鳴らした思い出のある人も少なくなっている。

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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