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2007年8月19日 (日)

ミル貝の食感は生で

木曜日、母が入院する病院から、退去してくれと通告された。

これが初めてのことではないから、とくに驚きはしない。

病院は、あくまで医療機関である。

母は、人口肛門にし、食堂切開し、管呼吸器装着をし・・・体中に管が差し込まれている。

もう、何処も医療処置の余地がないのだ。

医療の余地のない者は、病院にとっては患者ではない。

「ベットを明けて欲しい」と言われて、どう反論したらいいのだろう・・・。

家庭での介護では、直ぐに呼吸不全、肺炎・・・命の終わりは見えている。

それでも《病院》は、出なければならない現状。

要介護施設も、何処も一杯で・・・人づて、コネづてにやっと入所できる施設があった。

明日、母の介護施設入所の手続きをして、週末には母を移院させる。

介護を人任せにしているように思われているだろうが、引き取ったら、その直後には“死”に繋がる状況が待っているのだ。

「静かに最期を見守りましょう」との、施設からの言葉を天国からのメッセージと、ありがたく受け止めて、母を託した私は・・・。

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Photo_2 一見、グロテスクとも見える、巨大な水管を食用にするミル貝。

感じでは海松貝と書くが、海松(みる)と言うのは、浅い海の岩礁に着生する緑色をした海藻のこと。

ミル貝の棲む辺りに、この海藻が多く見られ、時々は貝の水管上にまで着生していることがあるのだ。

だから、とくにこの貝が、この海藻を食べているわけではないのだが、最初に付いた名は、海松喰い→美留久比(みるくい)。Photo_4

それがミルガイと訛化したといわれる。

漢字では水松貝と書くこともある。

青柳と同じバカガイ科の一種。

二枚貝の殻は厚くて固く、前後の端が開いて、後方の卵形の大きな口から巨大な水管を突き出している。Dsc00729

この水管は、長さが殻長と同じくらいで、およそ10~12センチ。

食用にするのは主にこの部分だ。

一般の貝では、貝柱や外套膜を食すが、水管を主の食用にするのはミル貝くらいだろう。

Photo_5水管は黒い皮を被ってグロテスクにも見えるが、塩で磨いて熱湯をかけると簡単に剥ぎ取れる。

水管を縦に割り開き、削ぎ切りして生食するのが美味しい。

コリコリした歯触りが身上なので、鮮度が第一。

刺し身、酢の物、寿司種に・・・。

Photo_3水管のほかの、肝部分もソテーや塩焼きにすると、通好みの酒肴になる。

なお、普段に一般市場で見る、水管が白くて大きいのはナミガイ(白ミル貝)で、黒いミル貝より少し安い。

主産地は香川県や愛媛県の辺り。

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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