夏バテ気味に「麦とろ飯」
これにはちゃんと訳があって、汗と一緒に体内のカリウムが失われるからだ。
カリウムが不足すると、筋肉の収縮活動などが順調にいかず、“ダル~イ”原因になるという。
だるさは夏バテの初期症状、でカリウムを含む麦茶がいいのだ。
となると、麦、とくに大麦の加工品はお奨め・・・?。
昔は“麦こがし(はったいこ)”なんていうオヤツもあった。
ン、それじゃビールなんて最高かな、やはり夏はビールだったか!。
この大麦は、1万年も昔から栽培されていたといわれ、原産地は西アジアから中央アジアの乾燥地帯。
日本には、3~4世紀頃に中国、朝鮮経由で伝わり、縄文時代から栽培され、米と同じく食生活を支えてきた穀物なのだ。
大麦は、穂の数からニ条種と六条種に分けられ、二条種は主にビールなどの醸造用の原料に、六条種は麦飯用の精麦や、味噌・味醂などの原料に使われる。
麦を米に混ぜて炊く“麦ご飯”は、つい最近までは庶民の当たり前の食事だった。
ただ、大麦にはポリフェノールが含まれるので、炊きあがってしばらくすると、麦ご飯が黒ずんでくる。
それに抵抗感を持つ人が増えて、今ではこのポリフェノールを押えた大麦開発も進められているというが・・・。
精白された米に比べると、10倍もの食物繊維を含む大麦。
他にも、カルシウム、カリウム、鉄分、ビタミンB1などなど、栄養的にすぐれた大麦は、積極的に摂りたい食品なのだ。
『脚気に麦飯』と言われるのはビタミンB1があるからだし、『麦飯を食べると腹具合がいい』と言われるのは食物繊維が多いからだ。
かの徳川家康は、健康管理に気を遣ったことでも知られる。
なにしろ、人生50年といわれた当時に、75歳まで長生きしたのだ。
しかも、死ぬまでカクシャクと元気だったのだから、長生きの理想といえる。
その家康は、その気になれば山海の珍味が幾らでも食べられる立場だったが、彼は和食の基本“米と大豆”を徹底した。
しかも白い飯は食べ過ぎるからと、麦飯と味噌汁。
この組み合わせは『家康定食』といってもいいくらいのお奨めセットで、トロロなど添えればバッチリの健康・健脳食。
そのトロロも、刻んだオクラなど混ぜて、さらにパワーアップ。
麦には、縦に俗にいう“ふんどし”があるが、この黒い筋が栄養のもとなのだ。
米は精白されると丸裸になるが、麦はどんなに精白しても“ふんどし”を外さない。
麦は礼儀正しい!!
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。




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