喉越しツルリの「白玉団子」
やっと梅雨明け、梅雨入りもはっきりしなかったが、梅雨明けもなんかなぁ~の感じ。
だが、これで本格的に夏気分、気温も上がって夏本番。
暑い日の甘味は、カキ氷に冷たい白玉、餡子をたっぷり乗せて・・・。
白玉団子は、シロップで食べるのもツルリと美味しいが、黄な粉や抹茶砂糖、黒蜜、みたらし・・・シンプルに砂糖だけかけてもいい。
でも、私の夏は、白玉小豆氷がいいなぁ。
白玉を作る粉は、もち米を加工したものだ。
もち米(うるち米を少し混ぜることもある)を水洗いし、一晩ほど水に浸け置いて、水切りしてから、さらに水を加えながら挽いていく(水挽き)。
この水挽きは、熱を持たないように挽くためだ。
挽いて乳状になった液を攪拌し、篩にかけて、沈殿したものを脱水。
天日に干して、乾燥させた粉が“白玉粉”と言われる。
別名“寒晒し”とも言うが、団子や和菓子の材料にされる。
白玉粉は室町時代から鎌倉時代にかけて、中国・南宋に禅の修業に行った僧侶や、向こうから来た渡来僧が持ってきた。
当時は、かなりの貴重品で、身分の高い一部の人間しか食べられなかった。
喉越しのいい白玉団子に、これまた貴重品の砂糖をかけて食べたという。
この白玉団子が大衆化したのは、江戸時代・元禄の頃から。
ようやく庶民でも、何とか砂糖や小豆餡が買えるようになって普及した。
池波正太郎の『梅安蟻地獄』に、「・・・冷水に放って冷えたのを鉢に盛り、白砂糖をふりかけた白玉を口に運びながら藤枝梅安は・・・」とある。
池波正太郎は、さらに『梅安料理ごよみ』の“白玉”の項で、白玉を味噌汁の実にすると書いてある。
西京味噌を使い、やや濃い目に仕立て、木の芽など添えると・・・。
ところで、よく勘違いするのは、白玉粉とモチ粉(上新粉)の違いだろう。
モチ粉は、水洗いしたあと脱水して、すぐ製粉・乾燥したものだ。
大福の皮などには、このモチ粉が使われる。
食感は、白玉粉の方が工程が多い分、キメが細かく、シットリツルリに仕上がる。
白玉を作る時に、半量に食紅で薄く色を付けると、紅白の団子になる。
また、白玉の中に海老や枝豆を包み込むと、茹で上がりが美しく、椀種として来客用に使える。
- 白玉粉(100g)に砂糖(大2/3)を加え、水(140cc)を少しずつ加えながら手で捏ねていく。
- 全体に耳たぶくらいの固さになったら、小さめ(直径2cm弱)に、約20個ほど丸める。
- 2の真ん中を、親指で押して、少し窪みを付けて平にし、熱湯に入れていく。
- 浮き上がってから、さらに1~2分茹でて、冷水に取る。
- カキ氷を作り、4を並べて、市販の小豆餡を乗せる。
餡は、自分で作ってもいいが、暑い日に餡を煮るのは大変。市販品を活用。
フルーツポンチに入れるのも楽しいだろうし、蜜やみたらしなど自分の好みで工夫を。
白玉団子の作り置きは勧めないが、残ったらラップに包んで冷蔵庫に入れ、食べる時にもう一度熱湯に通すと柔らかくなる。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。




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