♪大きな栗の“栗ご飯”
黄色果皮のドラゴンフルーツと生のアセロラを送ってくれたfrusic様の箱に、プレゼントだという栗(☜)が一緒に入っていた。
裏庭の木だとのことだが、なんと大きな実。
昔、夫の実家にも普通の2倍くらいの大きさの栗(☜)が生る木があったが、それを思い出した。
直ぐに茹で、茹でながら「どう食べようかしら」と考えた。
当然、幾つかは割ってスプーンで味見だ。
そして定番の栗ご飯、マッシュして寒天で固めて羊羹もいいなぁ。
で、まずは栗ご飯に入れる栗の皮むき。
暇そうに、私が栗を茹でるのを横目で見ていた夫に、茹でた栗の入った笊と、包丁、軍手(包丁で怪我をしないように)、剥いた栗を入れる器を預ける。
一瞬、キョト~ンとした夫。
「お願いしますね、美味しい栗ご飯のために協力して」
41年の結婚生活で、初めて家事の協力を口にした。
仕事を辞めて10ヶ月、掃除機をかけたり、珈琲を入れたりと、自分から少しずつ始めていた夫を見てきた。
初めての口に出しての家事依頼だったが、夫は「お、そうですね、遣りましょう」と乗り気。
ちょっとおぼつかない包丁遣い・・・かと思いきや、案外チャチャッと剥き始めた。
もっとも、皮にかなりの実が残っているのもあるが、それはスプーンでこそげて食べればいいこと。
生の剥き栗を米と一緒に炊き込まない、料亭仕込みの栗ご飯。
- 昆布でしっかり取った出汁と、調味は塩少々だけでご飯を炊く。
- 炊き上がったら、茹でて剥いた栗を入れて蒸らす。
- 煎った白胡麻を指先で捻るようにして振る。
余分な具材も、調味料も使わないから、いい昆布(☜)でしっかり出汁を取り、それで米をたくこと。
シンプルながら、米と栗の旨味が良く分かる。
※こんな「栗ご飯」のほかに、市販の甘栗を使った「中華風栗ご飯」(☜)も、機会があれば試して欲しい。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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