« 胡麻たっぷり豚肉揚げ | トップページ | 蕪と厚揚げの煮物 »

2007年10月18日 (木)

菊花と春菊、えのき茸の煮浸し

食用の菊花の食感が好きだ。Dsc02917

春の桜と並び、秋を代表する花が菊。 中国原産で、奈良時代に日本に持ち込まれた。

平安時代でも、菊はまだ珍しい花で、貴族社会では延命長寿の薬草とされ、重陽の節句(旧暦9/9)には、酒に浮かべて飲み干した。

華やかな花は、太陽にも喩えられ、『日章』と呼ばれ、高貴な花=百草の王とされた。

皇室のご紋章となっていて、明治2年8月24日以後は、一般人が家紋や商標に使うことを禁止。皇室ご紋章の菊は十六葉八重表菊。

菊の花の観賞が一般的になったのは、鎌倉時代頃からで、江戸時代には品種改良が盛んになり、菊人形や展示会などで、菊の美しさを競い合うようになった。

そうなると、花の丹精に夢中になるあまり、仕事を忘れる愛好者が続出。

『菊作りは、罪作り』と言う諺まで出来た。

どの菊も、一応は食べられるが、食用として改良され栽培されたものは、“甘菊”と呼ばれるだけに、苦味がなく花弁も厚く、香りがいい。

青森産の阿房宮(八重黄菊)、山形や新潟産の延命菊(淡紫菊)&モッテノホカなどが有名だ。

生の他、蒸して平にして干した“菊のり”にして出回る。

菊の葉は天婦羅に。花はお浸し、酢の物、天婦羅、和え物、汁の実、菊飯や菊粥などにする。

花を焼酎に漬けた薬酒は、眩暈、頭痛に効果があるそうだ。

香りのいい風雅な食材。

菊花と春菊、えのき茸の煮浸し(2人分)1029

  1. 1028 黄菊花(3輪)は薄い塩水に5分ほど浸け、振り洗いしてから花弁を摘み、酢を少量加えた湯で5秒ほど茹でる(笊に入れて茹でると、引き上げる時に便利)。
  2. 春菊(1束)は、軸を除いた葉を、たっぷりの熱湯で茹でて冷水に取り、冷めたら水気を絞ってザク切りする。
  3. えのき茸(1袋)は、石突きを切り落とし、長さを3等分に切ってほぐす。
  4. 鍋に出汁(100cc)、薄口醤油と味醂(各大2/3)を入れて温め、3を加えて一煮立ちさせ、火を止める。
  5. 4が冷めたら、1と2を加えて味を馴染ませる。
  6. 器には汁ごと盛って、酢橘(適宜)を搾って食べる。

※黄菊花は買ったら1パックを茹でてしまい、使う分を取り分けたら、冷凍保存しておく。

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

Banner2_30 人気blogランキングの応援をして頂けると嬉しいです。

にほんブログ村 料理ブログへ

« 胡麻たっぷり豚肉揚げ | トップページ | 蕪と厚揚げの煮物 »

応援してね!

  • 人気ブログランキングへ
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ