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2007年10月29日 (月)

生の落花生で炊き込み飯

そろそろ、薩摩芋の“芋ほり農園”も畝の残りがなくなっている。

そして、そんな時季には新物の落花生が時季になるから、落花生堀りに行った。

一般的に“ナッツ”とは、木の実や草の実、果物も含めての総称。Dsc02808

しかし、“ナッツ”として一番普及しているのはピーナッツだろう。

ただ、このピーナッツは、ナッツと呼ばれながらも、実は地上に実らず、地下に莢を作るのだ。

豆科の一年草本で、花はふつうに地上に咲くが、受粉すると子房の基部分が長く伸びて地中に入り込み、そこで結実する。

それで“落花生”とか“地豆”と呼ばれる。

亡くなられた歌人の塚本邦夫先生は、自他共に認める落花生好きだった。

この子房が伸びて地中に入り込む様子をご覧になりたいがために、大阪のご自宅の前栽畑に落花生を植えられ、観察されたそうだ。

金色の花が午前中に咲き、午後には花が落ちて子房が脹らんでくる。

翌日にはちゃんと子房の基部分が伸びて、子房が地中に潜っているのに、その瞬間は真夜中だったのか、一度も現場は押さえられなかったと・・・。

いかにも残念そうに、子供のような眼差しで、私に語ってくださった。

落花生の鮮黄の花あすは地の底にゆたけき夢はぐくまむ

と、これは先生が詠まれた、落花生の歌だ。

黒川の農園に落花生堀りに行った、一株100円で五株から・・・掘れる。

写真の左は落花生の畑、中央は茎株を土から引き抜いた後。1139 1137_3 Photo_2

落花生の原産地は南米、16世紀にアフリカ・ギニアに渡り、19世紀初頭にフランスに伝わった。

それより少し早く、ポルトガル人が熱帯アジアに持ち込み、中国を経て18世紀初頭に日本に入った。

ただ、この時は入ったというだけで、実際に栽培が始まったのは明治7年、アメリカからの種子から。

別には“南京豆”とも呼ばれるが、最初の豆が中国を経て渡来したからだ。

ラテン名は、ペルシャの一地方名と同じ“アラキス”。

掘りたての落花生は茹でて食べるのが美味しい。

細い蔓を切って、良く洗ったら、熱湯に入れて30分、ジックリ茹でると、香り良く甘く柔らかに茹で上がる。

一度に茹でて冷凍しておくとOK。

落花生ご飯1136 1141 1140

  • 生の落花生の殻を取り、薄皮は付いたままでも構わないが、キレイさに拘るなら剥く(布巾でこすると直ぐ剥ける)。
  • 米を規定の水加減にして、昆布と塩少々(それだけで充分)に剥いた生の落花生を入れて炊く。
  • あれば、胡麻塩など振って食べる。

Dsc02804ふだんのツマミには、左の袋の落花生が私のお気に入りNo,1。

『食べ過ぎると、鼻血が出る』と言われるくらい、栄養価が高い。

日本では、千葉県が主産地で、とくに八街が有名だ。

炒り豆で食すのが一般的だが、擂り潰して和え物やピーナッツ豆腐にするのもいい。

菓子の材料にしたり、ピーナッツバターで香ばしい風味を楽しむのも・・・

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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