人参(キャロット)ケーキ
数日前、ご近所さんが、田舎のご実家から頂いてきた、幾種かの野菜をくださった。
なにかお返しを・・・と思い、頂いた野菜の中に、人参も数本あったので、それを使って、ちょっとしたケーキを焼いてみた。
何時だったか、保育園に行っているお子さんが、人参を食べないって聞いていたから。
ご夫婦ともに働いていらっしゃるので、“勤労感謝の日”でもあるしね!。
人参を好まないお子さんも、けっこう喜んで食べてくれたそうだ。
古くから、滋養強壮の野菜として知られている“人参”は、芹科で、原産はアフガニスタンを中心にする地域。
太くて短く、肉質が柔らかいのが西洋種で、市場の主流になっている。
東洋種は、細長く濃紅色の“金時人参”が主で、別名京人参と呼ばれる。
ほかに、ミニキャロットという種もある。
野菜の中でも、カロチンの含有量は抜群で、ビタミンAの供給源にもなっている。ビタミンBやミネラル分も豊富で、昔から貧血や強壮に効果があると言われている。
常用したい野菜ではあるが、人参にはアスコルビナーゼが含まれ、これがビタミンCを酸化させる。
だから、そのままビタミンCの多い野菜と一緒に使うのでは意味が無い。
生で使うなら、酢を加えると、その作用が無くなり、ビタミンCを守れる。例えば大根と人参の『紅白なます』などは大丈夫。正月にはたっぷり食べよう。
また、加熱してもその作用は失せるので、煮しめなどもOK。
油で料理すると、体内でのカロチン吸収率が良くなる。サラダのドレッシングには酢も油も入っているから、これもお奨めだ。
滅多に店頭では買えないが、葉付きがあったら、天婦羅にしてほしい
- まず、型に薄くバターを塗り、強力粉を振りかけておく。
- 小麦粉(110g)とベーキングパウダー(4g)を合わせて篩っておく。
- バター(50g)は室温に戻し、クリーム状にして、粉砂糖(80g)を加えて、白くなるまですり合わせ、卵黄(2個)を加える。
- 人参(120g)を摩り下ろし、軽く水気を絞って3に加え、アーモンドパウダー(80g)を加える。
- 卵白(2個分)を、ツノが立つまで泡立て、砂糖(30g)を加えてメレンゲを作る。
- 5の1/3量を4に入れ、2を加えて混ぜ、残りのメレンゲを加えていく。
- 1の型に、6の生地を入れて、160~170℃に熱したオーブンで30分焼く。
- 粗熱が取れたら、型から外して粉砂糖を振る。
☆飾りのミニキャロット(マジパン)
- 赤と黄の色粉(各微量)を少量の水に溶き、人参らしいオレンジ色になったら、マジパン(適宜)に少しずつ混ぜて、色と硬さを調整。
- 1を人参の形に作って、竹串で筋目をつける。
- 緑の葉も、マジパンで作るが、目の粗い笊などを通してくっ付けるとそれっぽい。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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