蟹玉と蟹卵ご飯
昨日は、蟹缶を使って蟹玉を作ったが、大き目の缶だったので半分残った。
それを使って、今日の昼は簡単な「蟹卵ご飯」にした。
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私の使った缶詰は“タラバガ二”だったが、実は、タラバガ二は蟹の仲間ではなく、エビの親戚なのだ。
エビ目・ヤドカリ下目・タラバガニ科・・・ヤドカリの仲間である。
その特徴として、一般の蟹のように横移動せず、縦に移動する。
その生息域が鱈の漁場と重なるのが名前の由来だ。
日本海からオホーツク海、ベーリング海と、北太平洋と北極海のアラスカ沿岸に生息する。
生体は水深30~350mという砂泥底に棲み、肉食で貝類や小動物を捕食。
甲幅は25cmほどで、脚を広げた時には1mを超えるような大型の甲殻類。
良く似た近縁種の“アブラガ二”が、一時偽者と騒がれたが、区別は甲の中央にH字の溝があり、その中下部にある突起。
タラバガニは6個だが、アブラガには4個だ。
ほとんどは塩茹で、蒸し蟹、缶詰などに加工されて流通するが、近年は生身も流通して、刺し身やシャブシャブ、焼き蟹など楽しまれている。
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日本海のズワイガニも解禁され、これからは蟹の時季。
たまには、カニ料理も楽しみたいが・・・お財布と相談で、カニカマも活用しよう。
- 蟹缶なら中身を半分(70g)、カニカマなら3~4本くらいを解しておく。
- 茹で筍(小1/4本)と生姜(半片)は千切りにする。
- ボウルを濡らして、卵(3個)を割り解し、塩と酒を各少々加える。
- 3に1と2を加えて、サックリ混ぜる。
- 中華なべに胡麻油を熱し、4の半分を流し入れて周囲が少し固まったら、大きくグルグルッと掻き混ぜ、表面が乾いた感じになったら、フライ返しで「エイヤッ!」とポンと引っくり返す。
- 裏も少し焼いたら、それぞれの皿に盛る。
- 甘酢餡は、鍋に水と缶詰の汁(合わせて150cc)、砂糖と醤油・酢(各少々)片栗粉(大1/2)を入れて煮立て、トロリとしてきたら、胡麻油をチョロッと加え混ぜる。
- 6に熱々の7を掛けて食べる。
※餡の仕上げに1~2滴の胡麻油を垂らすのがコツ。
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- 蟹身(70g)か、カニカマなら(3~4本)を大雑把に解す。
- 卵(1&1/2個)に、玉葱(1/8)の微塵切り、塩少々、生クリーム(大1)を加えて混ぜる。
- ボウルに熱々のご飯(米1カップ分)に、バター(大2/3)と、1、2を加えて、切るように全体を混ぜ、蓋をして10分ほど蒸らす。
- 器に盛って、パセリを振る。
※どちらも、蟹と卵を使ったが、蟹と卵って合う~。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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