菜の花で二品
本日の東京多摩地区は
♪菜の花畑に入り日薄れ 見渡す山の端 霞深し~~~。
東京の私鉄駅などで、ホームの後ろや線路沿いに、菜の花をたくさん植えているところがあるが、菜の花に限らず、花が一杯の駅はラッシュ時の喧騒も和むようでいいものだ。
さて、花や蕾を食べる料理はけっこうあるが、春の色と香りが楽しめる菜の花もいろいろな料理に使われる。
花が咲き始めてきたものは綺麗に見えるが、食用には蕾が堅く、葉が黄ばんでいないものを選びたい。
店頭で、萎れて見えても、切り口がしっかりしてさえいれば、水に放しておくとシャキッとする。
茎の固い部分は除いて茹でたら、和え物、炒め物、汁物に使う。
汁の実にする時は、豆腐やハンペンが合う。紅白のアラレハンペンを使うと料亭風かも。
刻んでご飯に混ぜ込んでも春らしい。
天婦羅には生のままで・・・。塩漬けした“菜の花漬け”も風雅なものだ。
ブロッコリーなどもそうだが、蕾を食べる野菜は、野菜自体のもつ活力を食べることだ。
これから育ち咲くエネルギーが満ちて、ミネラル豊富な菜の花。
- 茎の固い部分を除いた菜の花(1/2束)を、熱湯でサッと茹で、笊に上げて冷ます(水に取らなくてもいい)。
- 水切りした豆腐は(1/4丁)は熱湯で一度茹でて、粗く絞り、擂り白胡麻(大1)を混ぜ、塩と一つまみの砂糖で調味。
- 千切りにした人参と角蒟蒻(適宜)を混ぜる。
- 3に1を加えて和え、器に盛る。
- 茎の固い部分を除いた菜の花(1/2束)を、熱湯でサッと茹で、笊に上げて冷ます(水に取らなくてもいい)。
- 芥子(大1/2)を薄口醤油と酒少量で伸ばし、1を和える。
- 胡麻を振る。
明日、2月9日は、2と9でふく(河豚)の日(1981年制定)だが、今年は結局食べないままに終わりそうだ・・・高いし~ 。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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