発酵黒ニンニク
本日の東京多摩地区は
明日はバレンタイン・デー・・・と言っても、引退した夫婦では、くださる方も居ないが、あげる人も居ない。
と思っていたら、親友J子さんから夫にこんなプレゼントが・・・。
「形は、色はビターチョコ、健康第一に~」って
添えだ。
せめて私は、夫の長生きを願って、今夜はこれを食べてもらおう
。
ニンニクの主産地である青森県・田子町の“発酵黒ニンニク”。
この町のニンニクは、都内の店頭では他の地方産より数段高価だが、ほっくリした甘味さえ感じる質感で、においもきつくなく、むしろ香ばしい。
その中でも、貴重と言われる“雪待ち六片ニンニク”を、約30日間、添加物も一切使用せず、ニンニクの力と、湿度と温度の調整だけで熟成発酵させたのが“発酵黒ニンニク”。
発酵黒ニンニクは、酵素発酵による発酵食品で、割ってビックリ墨のように中は真っ黒なので一瞬驚くが、何とも香ばしく、果物にも似た甘酸っぱい味。
約一カ月かけて発酵させたニンニクは黒く変わり、辛みや独特のにおいもかなり抜けている。
熟成発酵することにより、健康成分が増加することも言われている。
例えば、あのポリフェノールが生ニンニクに比べて約5倍も増加しているそうだ。
胃腸への刺激も生より弱く、そのまま食べることができる上、今は抗癌効果なども注目されている。
今回いただいた「元気くん」は味はプルーンのような感じ、これがあのニンニクとは信じられない見た目と味。
無添スパイスとして、カレー、ラーメン、煮込みうどん、お味噌汁、オムレツ、野菜の煮物、炊き込みご飯など、いろんな料理にも使えるという。
実は、このカレーはレトルトパックのカレーを利用した。
レトルトパック2個分に、発酵黒ニンニクを1片潰して入れ、好みの茹で野菜を加えて、温めなおしただけ。
名店のカレーには“チャツネ”が使われたり、添えられたりしていることが多い。
チャツネは、カレーの風味とコクを増すが、発酵黒ニンニクを入れたら、それ以上の味になったのだ。
プルーンに似た、甘酸っぱい味と香ばしい香りが、レトルトカレーを名店のカレーに変えた。
黒ニンニクは生のニンニクを、熟成発酵させることで、ニンニクに含まれるたんぱく質の一部はアミノ酸に、炭水化物は果糖に分解されるそうだ。
そして分解後に熟成し、アミノ酸と果糖が反応して黒くなるという。
焙煎コーヒー、味噌、黒ビールが黒いのも同じ反応で、これをメイラード反応と。
生活習慣病、疲れ、便秘、冷え性、アトピーなどに効くほか、悪性腫瘍(しゅよう)や菌の増殖を抑える効果も、生ニンニクよりかなり強く認められることが分かっている。
普通のニンニクの効果などに付いてはこちらをお読みいただきたい。
《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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