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2008年2月 6日 (水)

蕗の薹の天婦羅

本日の東京多摩地区はcloudsnowcloud

ほろ苦き 恋の味なり 蕗の薹  (久女)

1550 早春の味の代表格、蕗の薹。

雪融けを待ちかねて、土手や庭先に顔を出す蕗の蕾=蕗の薹。

萌黄色のふっくらした愛らしい姿が、春の到来を告げる。

蕗の薹は、独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせる。

この特有のほろ苦さと、すがしい土の香りが身上で、昔から食用・薬用に摘まれてきた。

一般に、早春の野草はアク味が強く、苦味も香りも強烈だが、それは逞しい生命力の証し。

「春の皿には苦味を盛れ」と言われる。

そのアク味や苦味こそが、冬場に蓄えられた体内の塩分や脂肪を和らげ、新しい活力を生み出す源になる。

蕗の薹は蕗の花の蕾で、通常に蕗と言われるのは葉茎だ。030

食用には、蕾が開く前のものが美味しい。

刻んで、汁の実や蕗味噌に、丸のまま精進揚げや田楽にする。

また、蕗の薹の幾つかを、烏賊や他の野菜などと共に細かく切って“掻き揚げ”にすれば、少しの蕗の薹も、ボリューム感のある天婦羅になる。

薬用には、干して煎じて飲むと、咳止め効果があるという。

蕗はキク科の多年草で、日本特産野菜だ。

種子がタンポポのように飛び散るので、「吹雪=ふぶき~フキ」になったという説があるが、諸説あって決定は無い。

restaurant蕗の薹の天婦羅1585

  • 衣は薄めに作ったほうが、カラリと形良く揚がる。
  • 揚げる時は、花弁のように苞(ほう)を少し広げて、蕾を下に逆さ向きに揚げる。
  • 揚げ油は、低目で揚げて、苞が開く頃には苦味が抜ける。

私の住む周辺には、蕗の薹が芽を出しそうな場所は無いが、身近に蕗があるところに住んでいたら、探しに行くのも楽しいだろう。

花言葉は『公平な判断』libra

《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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