分葱と浅蜊の酢味噌和え
本日の東京多摩地区は、花粉量は最大だと~
分葱(わけぎ)とアサリ・・・春の出会いものだ。
葱はユリ科で中国西部が原産地と言われる。
改良されて種類は増えたが、大別すると葉葱(緑部が多い)と根深葱(白部が多い)になる。
葉葱には、九条葱、博多葱、浅葱、万能葱などがあり、根深葱は下仁田葱、深谷葱、赤葱などだ。
分葱は葉葱の仲間になるだろう。
緑の葉にはカロチンやビタミンCが多く、カルシウムやカリウムなども摂れる。
春に向かって、葱のトウが立ってくる頃、分葱が一番美味しい時期になる。
耐寒性に弱く、寒冷地での露地栽培は難しいと言われる。
東京近郊では、千葉や埼玉が主産地になっている。
分葱は、食べ頃になると茎(葉鞘)が分かれて伸びるので、分け葱=分葱。
使い方は葱と同じように考えて、薬味、ツマ、鍋物、炒め物など広範囲。
でも、葱より柔らかいという特性を活かして、和え物に使うのが美味しい。
分葱はマグロと酢味噌にしても美味しいが、貝類との相性がよく、青柳や浅蜊の剥き身とよく合う。
特に浅蜊との相性は抜群で、和えてもいいし、鍋にしても美味しい、深川丼にするのもいいものだ。
昨日のミネストローネに使った浅蜊から、ちょっと分けて茹で、剥き身にしておいた。
それと分葱を、酢味噌で合わせ和えたもの。
剥き身は特に新鮮なものを使いたいが、翌日使うならボイルしておきたい。
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《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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