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2008年6月 7日 (土)

親子丼と吉野汁

鶏の話の二回目は親子丼chick2196

(写真↑は、銀座の隠れたる名店【はやし】の親子丼)

さて、鶏肉とご飯を組み合わせた料理は数多くある。

なかでも、日本の家庭で親しまれているのは、炊き込みご飯やチキンライス、雑炊・・・そして親子丼だろう。

鶏肉を卵でとじ、ご飯の上に乗せたシンプルでオーソドックスな親子丼。2165

ほかにも、熱々の鶏の炊き込みご飯の上に卵黄を乗せて、混ぜながら食べる親子丼もある。

鶏そぼろと炒り卵を乗せたご飯(写真→は弁当だが、これを丼に盛ったら)も、ある意味で親子丼?。

肉の代わりに砂肝や肝臓を使った、変わり親子丼も美味しそう。

下の写真は親子丼で有名な老舗【玉ひで】の、右は鶏肉と肝を使った“モツ入り親子丼”で、左は鶏挽肉を使った“タタキ親子丼”。2174 2175

鶏ではない肉(豚や牛)を卵でとじれば、これは他人丼という。

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親子丼・・・親(鶏)と子(卵)が一つ丼に絡まりあって入っている・・・なんて家庭的な平和であったかなネーミング。

元祖といわれる店は、先の人形町【玉ひで】で、明治20年代に五代目の奥さんが仕出しとして始めたといわれる。

当初は軍鶏(しゃも)料理の店で、鍋などを出していたが、これはかなりの高級料理で庶民の手が出ないものだった。

ところが、鍋を食べ終わると最後に残った汁に卵を溶きいれ、ご飯にかけて食べる、ちょっと下品な客もいて、これが美味しい・・・手っ取り早い、それだけで昼飯になる。

しかも、店の仕出し出前先の多くは兜町や日本橋、そして河岸。

「昼飯なんざぁ、ゆっくり喰ってちゃ商売にならない」って、証券マンや商店の旦那たち、河岸の衆には、待っていたような軽便食だった。

手軽に食べられ、鶏肉や卵でボリュームもある・・・まさに文明開化flair

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じつは、私には絶対的な親子丼の店があるが、裏メニューなので言われなきゃ出さない店。

これを公開するわけにはいかないが、私とデートした人たちは聞いてるはず。

この親子丼は・・・あまり人に知られたくない店でもある。

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memorestaurant親子丼と吉野汁(2人分)2102

  1. 鶏肉(好み、160g)は皮を取り除き、一口大に削ぎ切りする。
  2. 丼にご飯を一人分ずつよそっておく。
  3. 出汁(150g)、醤油(大2)、砂糖と味醂(各大1)を合わせ、一煮立ちしたら、小さめの浅鍋に1/2量入れ、1の半量を加えて、サッと煮る。
  4. 3に、根元を落として2cm長さほどに切った三つ葉(適宜)を散らし、解きほぐした卵(2人で3個の半量)を回し入れ、蓋をして一瞬だけ蒸らす。
  5. 4を、2のご飯の上に鍋から滑らすように乗せる。

名店を食べ歩いて、舌で覚えた味なのだが、最近は砂糖が微妙に少なくても良くなっている・・・皆様、試して見て~。

丼には澄まし汁が合うが、吉野鶏(葛粉や片栗粉を鶏肉に塗して湯引きしたもの)の吸い物は口当たり良く、来客にも使える。

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crown富士通Azbyclub「プラチナブロ」殿堂(08・5)入りhappy01

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