ブロッコリーの洋風衣揚げ
最近注目されている“スプラウト”。
つまり芽のことだが、小さな一個、一本がやがて大きな実や野菜になるのだ。
あの、緑の一粒一粒が花になり種になる芽なのだ。
生命力に満ち満ちている野菜だ。
日々に、なるべく多めに摂取したい野菜の中でも、とくに緑黄野菜は欠かせない。
ブロッコリーは、優秀な緑黄野菜でもある。
しかも手頃な値段で買えるのも助かる。
手頃で食べ易く、栄養価が高い・・・ブロッコリーはそんな野菜だろう。
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アブラナ科で、原産地は地中海沿岸。
野生のキャベツから産まれた野菜で、カリフラワーも同じ仲間だ。
日本では、40年ほど前に普及し始めた新顔の部類。
愛知・長野・埼玉・千葉などが主産地で、年々消費量が増え、従って海外からの輸入量も増えている。
緑色の花蕾を主に食すが、柔らかな葉や茎も美味しい。
同じように花球を食すカリフラワーより、栄養面では数段勝っている。
カロチン・ビタミンB1・ビタミンCの他、ミネラル分も鉄分・カルシウムなど豊富なので、貧血予防にも効果が期待出来る。
緑色が濃く、中央がこんもり盛り上がって、蕾が小さく密集しているのを選びたい。
ラップに包んで冷蔵庫・野菜室に保存するが、なるべく早く使い切ろう。
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ビタミンCを損なわないように、小房に分けてなるべく短時間に茹でるか、レンジで蒸し茹でするのがいい。
ところで、ハワイなどに旅行した方は、覚えがおありだろうが、かの地のファーストフード店などでは生のブロッコリーをサラダで出す所がある。
そう言えば、かつてコペンハーゲンのレストランで、カリフラワーが生でスライスされ、カレー風味のドレッシングで出てきたことがあった。
欧米人は、この手の野菜も生で平気なようだが、いくらキャベツから産まれたとは言え、日本人には馴染み難いかも・・・。
サラダ・グラタン・スープの他、煮物や和え物にも使うが、揚げ物も美味しい。
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ブロッコリーの洋風衣揚げ(2人分)
- ブロッコリー(1/2株)は軸を長めに残して小房に分け、残った軸も皮を剥いて食べやすく切っておく。
- 衣は、卵(小1個)、粉チーズ&片栗粉(各大2)、小麦粉(大3)、牛乳(大2/3)、ナツメグ&胡椒(各少々)、顆粒チキンスープの素(大1/2)を良く混ぜ合わせる。
- 170~180℃の揚げ油で、1に2を付けながら、色が付いてカラッとするまで揚げる。
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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