青森ねぶた始まる
8月の2~7日、青森は東北最大の祭り《ねぶた》で賑わう。
この5日間の観光客だけで380万人を超えるというからビックリ。
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ねぶたは大きな張子を組み立てたようなものだが、それ1台の製作・運行には2千万円以上の費用がかかる。
この着色前の頭の大きさはどうだ、かなり体格のいい婦人が小柄に見える(見えない?)。
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『ねぶた』は、元々は七夕祭りだったという。
だるさを覚える、暑い日の眠気を、川や海に“眠(ねぶり)流し”として流し、精を出して働こう・・・そんな風習。
起源には諸説あるが、津軽藩祖・為信が文禄年間に作らせた大灯篭から、との説。
平安時代に、坂上田村麻呂が蝦夷征伐で使った、兵を隠し敵をおびき寄せた大人形から、との説など。
とくに後者の説には、ネブタの違いにも触れている。
大きな扇型武者絵灯篭を、勇ましい掛声で引き歩く『弘前ねぷた』(←)は出陣。
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超大型組み人形灯篭を引き回し、周囲を踊り跳ねて練り歩く『青森ねぶた』(→)は凱旋を意味するといわれる。
それだけに、付き物の太鼓や笛の囃しも、弘前は豪壮に格調高く、青森は賑やかで華やかだ。
青森のネブタ囃しは浮き立つリズム感が、サンバにも似て、海外のカーニバルでも大人気。
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この他にも、天を突くほど巨大で、独特の威勢のいいお囃子や掛け声の『五所川原立佞武多(たちねぶた)』(←)は、高さが22メートル・重量は17トンというから、青森ねぶたにも負けない迫力だ。
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この時期の青森は、美味しい物たくさんだが、行きたい思いを募らせながら、毎年この『ねぶた』の時期を外してしまう。
今年も9月に行く予定があるので、祭りが見られない。
そこで、簡単ホビー・・・昨年に青森駅で買った駅弁【逸杯辣星(いっぺいらっせ=ねぶたの掛け声)】・・・この駅弁は箱が組み立てられるのだ。
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美味しく食べた後の小さな工作のお楽しみ~。
弘前ねぷたと、五所川原立佞武多は作らなかったので、青森ねぶただけ・・・あまり上手に出来なかったなぁ。
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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