栃木から「とち餅」を土産に
14~15日と、コメントにお返事もせず、皆様のブログにお邪魔もできず、申し訳なかったです。
娘婿のご両親からの急なお誘いを受けて、那須塩原温泉に行っていました。
ご両親は、13日に娘たち家族と温泉で合流、その時に娘婿が過日私が手術・入院したことを伝えたらしく、私たちの分も急遽部屋を取って、私を保養にと誘ってくださったのです。
とくに予定も無かったので、14日の早朝から出かけ、温泉で娘たちと会えたのは、嬉しく楽しく・・・。
でも、ご両親も一緒は少々気詰まりのような(あ、ごめんなさいご両親さん)。
そんなわけで、独りで携帯とニラメッコしているわけにもいかず、気にかかりながらもブログ世界と隔離されていました。
2日分のコメントは有難く読ませていただき、この場でお礼を申し上げることでお許しください。
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那須塩原温泉と言えば、栃木県だ。
その県名にあやかった、美味しそうなお土産を見つけた。
「とち餅」、原材料に栃(とち=橡とも書く)の実から抽出した澱粉を使っている。
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栃の木は栃木県の県木だ。
栃は落葉性の高木で、水気を好み、サワグルミなどとともに姿を見せることが多い。
木はとても大きくなり高さ25m、太さも1mを越えるものが少なくない。
葉も非常に大きく、葉は枝先に集まってつき、初夏にその葉の間から穂状の花序が顔を出す。
花は白~薄い紅色。
花が結実し、丸い果実が熟すと厚い果皮が割れて少数の種子を落とす。
種子は大きさ、艶、形ともに、クリのてっぺんのとんがりをなくして丸くしたようなもので、た色はクリより黒っぽい。
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巨木になるものが多いので木材として家具などの材料となる。
とくに、くり抜いて臼を作るのにもよく使われた。
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種子は栃の実として渋抜きして、縄文時代から食用にされていた。
同じく渋抜きして食用になる、コナラやミズナラなどの果実(ドングリ)よりも高度な技術が必要で手間がかかるそうだ。
かつては、米がほとんど取れない山村では、ヒエやドングリと共に主食にもなったという。
また、ふだんは常食しない地域でも、飢饉の際の食料として重宝された。
各地に残る栃谷や栃ノ谷、栃尾などの地名も、食用植物として重視されていたことの証拠だろう。
現在では、渋抜きしたものをもち米と共についた栃餅(とちもち)などとしてあちこちの土産物になっている。
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胡瓜や豆腐、茹で豚などに付けて食べると、メチャ辛くてメチャ旨く、クセになるそうだ。
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
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改訂《ば~ば》の食べ物事典を作りました。
ご参考になれば幸甚。
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