山葵焼酎と山葵粕漬け
(v^ー゜)アリガト~!!・・・(゚▽゚*)
先日、ムシコさんとイタリアン・ランチをご一緒した時に、また奥多摩の山葵を頂いた。
夫と割烹【ちよだ】で飲んだ“山葵焼酎”のツンとくる香りが忘れられなかったので、頂いた山葵は今回は焼酎の中に~。
使うのは、いつも飲んでいる「芋」「すだち」「蓮」などの乙類ではなく、こだわりのない甲類がいい。
安くシンプルな甲類の利点を活かしながら、山葵の風味を加えることで、独特の乙類並の焼酎を作ることができる。
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焼酎(しょうちゅう)とは酒類のうち蒸留酒の一種である。
昔は、その強い度数から「あらき酒」とか、または蒸留器を意味する「蘭引(らんびき)」と呼ばれた。
英語の「アラック」は、各種の蒸留酒の総称だ。
日本では文献などの記録で確認出来るのは、焼酎の製造は16世紀頃からと思われる。
それは1549年に薩摩(鹿児島)に上陸した宣教師フランシスコ・ザビエルが記録している。
また、鹿児島の郡山八幡神社には、1559年に補修が行われた際に大工が残した落書きが残されている。
内容は「焼酎もおごってくれないけちな施主だ」というものだそうだ。
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初期から明治時代中期頃までの焼酎は、製造に単式蒸留器を用いて、現代の法体系でいうところの「焼酎乙類」に限られていた。
明治28年頃にイギリスから連続式蒸留機が輸入され、高純度アルコールが安価に大量生産できるようになった。
この製法のものが「新式焼酎」として普及、在来の焼酎は「旧式焼酎」と呼ばれるようになった。
その後、酒税法で新式焼酎にあたる「焼酎甲類」と、旧式焼酎にあたる「焼酎乙類」の区分が制定された。
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洗った山葵の葉茎を切り落とし、根部を縦四つ割りにして、なるべくシンプルな(香りの強くない)焼酎にドボン。
ムシコさんから「3日以上漬けとくとダメにしちゃうよ」と教わっていたので、3日目には山葵を引き上げた。
焼酎はウッスラ山葵の色が付いて、香りはマンマ山葵!
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焼酎から出した山葵は細かく刻んで、粕漬けにリメイク。
- 酒粕は酒(甘味が欲しい方は酒と味醂)でやや硬めに緩く伸ばして、塩微量で調味しておく。
- 先に切り落として保存しておいた山葵の茎と葉は、細かく刻んで熱湯をかけ回し、水気を切って密封容器に入れておく。
- 焼酎から出した山葵の根を微塵切りし、1に混ぜ、2も加え混ぜる。
- 当日より、2~3日後が味が馴染んで美味しいと思う。
ムシコさんありがとう~!、焼酎美味しいよ。
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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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