トカイワイン
m9(^Д^)プギャー
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トカイワインはワイン産地ハンガリーを代表するトカイワイン地区のワインとして知られる。
世界三大貴腐ワインのひとつと言われるトカイワインは、ハンガリーのながい歴史と豊かな自然の結晶だ。
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二つの川が合流するトカイ地方は、秋から冬にかけての朝、濃い霧が発生する。
この霧は丘の上に昇っていき、やがてブドウ畑全体を包み、霧による湿気によって、貴腐菌というカビに侵された白ブドウが作り出される。
貴腐菌は水分を外に出し、糖分を濃縮させることで、とても甘いブドウになる。
貴腐ワインの誕生は奇跡的で、トカイは17世紀にオスマントルコの侵略を受けたために、この地から避難せざるを得なくなった住民達の執念のようなものからだ。
住民達が村を離れている間に、ブドウ本来の収穫期を過ぎ、収穫されずに残っていた実に霧のよるカビがつき、腐り始めていた。
住民達は諦めきれずに、そのブドウでワインを作ったところ、濃厚で甘い蜜のようなワインになったことが始まりなのだ。
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濃厚な甘さで、貴腐ワインはデザートワインとも呼ばれ、その芳醇な香りと、得もいわれぬ甘味は、ルイ14世ら王侯貴族に愛された。
よって「王のワイン、ワインの王」と褒め称えられ、シューベルト作曲の「トカイワイン」という歌曲も、そんなワイン賛歌だ。
トカイワイン地区の、中世以来変わらぬ丘陵地帯の葡萄(ぶどう)畑や、農村や小さな町々、地下に張り巡らされたワインセラーなどの文化的景観は、世界遺産に登録されている。
トカイワインには、主にフルミントと呼ばれるブドウ品種が用いられる。
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こういうデザートワインは甘いだけにクイクイ喉を流れる(甘いぃ~)。
よって甘い系を口にしない夫は見向きもせず、結局「甘い、甘い」と言いつつ私が一人で飲むことに。
が、甘くてもやはり酒・・・ボトルが空く頃は目も回る、足元ふらつく
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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