烏賊のワタ炒め
( ´_ゝ`)フーン
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“スルメ烏賊”の時期は、初夏~夏と秋~冬の2回に分けられるが、ほとんど一年中出回っている。
本来の旬は夏といわれるが、これは冬に東シナ海から九州沿岸で生まれたものが、その後北海道まで北上回遊、5~8月に漁獲されることと、秋に九州西方で生まれたものが、対馬海流にのって日本海を北上し、7月頃に日本海全域で漁獲されるから。
また夏に各地の沿岸で生まれたものは大きな回遊を行わず、小型で「夏イカは柔らかい」と言われる。
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いま、市場には冬漁のスルメ烏賊がかなり出回っている。
そんなスルメ烏賊はワタ(肝)もまた美味しい。
烏賊の胴や足はいかようにも(また出た駄洒落~)使えるが、ワタは使っていないというもったいない話もある。
烏賊のワタは(ゴロともいわれる)何ともいえない風味のある旨みを出すのだ。
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肝や内臓はあまり摂取しないほうがいい・・・なんて言う人も居るが、一日の摂取量なんて危険と言われる量の何十分の一。
毎日多量に摂ることなんて無いのだから、嫌いならまだしも、気にして美味しいものを食べないなんて・・・人生の損。
烏賊のワタを美味しく使う料理は、『塩辛』のほかにも『烏賊ゴロ(ワタ)焼き』、『烏賊ワタパスタ』などいろいろある。
特に薬味野菜を使って炒めると香ばしく、食をそそる旨みが出る。
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烏賊(1杯)の胴から足ごとワタや内臓を引き抜き、足からワタを破らないように切り離す。
- 胴と足は洗って水気を拭き取り、胴は輪切りに、足は2本くらいずつに切り分ける。
- フライパンに胡麻油を少量熱し、ニンニク(1片)の薄切り、おろし生姜、刻み葱(各適宜)を炒めて、薄皮をはがしたワタを加え、ワタをほぐすように炒め合わせ、醤油と酒(各少々)を加える。
- 3に1を加え、烏賊に絡めるように混ぜながら火を通すが、烏賊は加熱しすぎると固くなるので、全体の色が変わったら火を止める。
- 大人は、好みで唐辛子かラー油を振ってもいい。
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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