友の出家
……(ノ゚ο゚)ノエッ(u_u。)
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四半世紀ほど前に2~3度会ったきりなのに、なぜか私のことを気に入ってくださり、ずっとメロンやアスパラなどの特産品を届けてくださった方だ。
一昨年は、私も母を送ったので、お互いに喪中で年賀は控えたが・・・今年は年賀葉書の代わりというか、ビックリするお知らせを頂いた。
暮れに出家得度なさったそうなのだ。
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K子さんには守るべき大事な仏様が9人おられる。
親と呼ぶ人だけで6人、先妻、旦那様、そして成さぬ仲とはいえ頼っていた長男。
複雑な人生をK子さんは明るく清冽に生きた。
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先妻というのはK子さんの小学校当時からの親友だった。
K子さんより先に結婚して男児を生んだが、産後の肥立ちが悪く、しばらく寝込んで帰らぬ人になった。
赤ちゃんを残して逝った親友の思いを受け、先妻の両親からの懇願もあり、K子さんは後妻に入った。
何もかも円満に時は過ぎた・・・と思う。
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K子さんは、自分の両親、夫の両親のほかに先妻の両親まで看取った。
そして、10年ほど前の大雪に、結婚して間もない長男(先妻の子)が玉突き交通事故の犠牲で亡くなった。
それでも、K子さんは気丈に明るく地域のボランティアなどしていた。
3年前に旦那様が末期癌だと短い文面の葉書が届き、一昨年秋に逝かれたと・・・。
昨年はいつもの年ほどの文通も無く、気にかかっていたところだった。
法名「K寂」と・・・涙が出た。
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3年前に旦那様の死期が近いと知った頃から、K子さんは旦那様亡き後は出家得度する意思を固めてきたそうだ。
そして尊敬してきた瀬戸内寂聴さんの法話会にも参加し、相談したりして決意。
出家得度の決意は私などの思いも及ばぬ心境だろう。
信仰心が薄く、宗派の違いなども分からぬ私には、出家得度の知識など皆無だ。
戒律も知らず、在家や有髪の尼僧もいるのではないかと思ったが、家族のいないK子さんには迷いも煩い事も無かったのだろうか。
全てを寄進して尼寺に入られた。
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「心静かに過ごしております。
北海道にご旅行なさることがございましたら是非お立ち寄りください。
美味しいお茶など点てさせていただきます。合掌」
と添え書きがあった・・・清冽なだけに、無性に寂しい思いがある。
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