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2009年6月 3日 (水)

茗荷の田楽と酢漬け

( д)ポカーン´ρ

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692 最近では、ほぼ年中と言ってもいいくらい、店頭に並んでいる茗荷だが、本来は初夏の野菜だ。

五月晴れで、少し汗ばむ気温になると、素麺や冷麦・笊蕎麦なども「いいなぁ」と思える。

涼しげな麺には、葱だけでなく、生姜や茗荷が欲しい。

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刻んで薬味や刺身のツマにするのが一般的だが、汁の実・お浸し・三杯酢・卵とじなど使い道は多い。

茄子と共に胡麻油で炒めると絶妙な旨さがある。田楽や漬物もいける。

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刻んで、花鰹と醤油をかけ、混ぜただけでも、結構一品になるので、お試しあれ。

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茗荷は生姜科の多年生草本で、熱帯アジア原産。

原産国より、何処より、一番茗荷好きなのは日本人ではないだろうか。

芽の香りがいいことから“芽香(めか)”とも呼ぶ。

茗荷の地下茎から出た花の蕾を、一般的に茗荷としているが、実は茗荷の子(花蕾)なのだ。

花が咲いてしまったら味が悪くなる。

麺類、刺し身類などのほか、納豆や冷奴にも、薬味には欠かせない茗荷。

田楽や、茗荷寿司にも。691

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茗荷を食べると物忘れする」と言われるが、この話の基は、釈迦の弟子・槃特(はんとく)。

槃特は物忘れがひどくて、自分の名前まで忘れる始末・・・釈迦は、彼の首に名前を書いた札を下げた。

彼は釈迦が書き与えたこの札を大切に、常に背負って精進に励んだとそうだ。

彼の死後、その墓所に生えた草は、名札を荷って修行した槃特に因み『茗荷』と名付けられた。

そこから、茗荷を食べると(槃特のように物忘れ)・・・の話が生まれた。

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日本の古典落語『茗荷屋』は、この話を使ったオチが笑わせる。

客の懐にある財布の膨らみに、つい悪気を起こした宿屋の夫婦。

客に茗荷料理をたっぷり食べさせ、明朝の出立に財布を忘れて行くよう計った。

ところが、客が忘れたのは、財布ではなく宿賃だった

と言う有名なもの。

茗荷に物忘れの成分が有るか無いかは別にして、不眠症や寝冷えの民間薬としては効用が知られる。

軽く茹でて爽やかな酢漬けにすると色も鮮やか。847   

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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。

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