入梅鰯のツミレ汁
アタマヨクナル~(*^ー゚)bグッジョブ!!
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| | ? | | | | | | | | 雨、雨、降れ、降れ
| | /.\ | . | _ へ | | 母さんが蛇の目でお迎え
| // . \ | | |く \ | 嬉しいな、
|⌒⌒l⌒⌒ 丿 ) >| ピッチ、ピッチ、チャップ、チャップ
し ( ( / らんらんらん
 ̄~  ̄
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入梅は、立春から数えて135日目に当る6月11日頃の時期をいう。
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梅雨の頃は、マイワシが“入梅イワシ”と呼ばれて、美味しい時季とされる。
鰯の主流は、ニシン目ニシン科のマイワシだが、かつて大衆魚=下魚とまで言われた鰯が、最近では漁獲量の減少で高級魚になりつつある。
ほかに一般的なのはウルメイワシ(潤目鰯)、カタクチイワシなど。
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鰯の語源には、幾通りもの説がある。
陸揚げすると直ぐに弱る=弱い魚=弱し(よわし)の訛化説。
稚魚が他の魚の餌になる=小さくて弱い=弱し(よわし)の訛化説。
身分が低い(卑しい)人が食べた=卑しい魚=卑し(いやし)の訛化説。
いろいろあるが、漢字は前者の説から出来ている。
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平安時代、身分が高い人は食べないと言われた“鰯”を日常的に食べて、夫との諍いが絶えず、結局“鰯”が原因で離婚したのが、かの紫式部。
イワシを食べていることを咎めた夫の藤原宣孝に、紫式部は反撃の和歌を。
日の本に はやらせ給う いわし水
まいらぬも あらじとぞ想う
<いま一番人気の【石清水八幡宮】に参拝しない人はいないでしょう>と、石(岩)清水とイワシを引っ掛けたもの。
因みに、この清水は、女性の肌をきれいにすると評判だったそうで、「イワシは肌艶を良くするのよ」と言ったも同じ・・・亭主としては、反論出来まい。
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また、江戸時代に質素倹約を奨励・実践して、玄米一椀+糠みそ+目刺し一本の生活をしたのは、なんと春日の局。
彼女は当時にしては、健康で長生きした女性としても知られる。
卑しいといわれようと、鰯は美味しくて栄養のある魚。
DHE・APEなどの講釈が無くても、昔から知的な女性は鰯を食べていたのだ。
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痛みやすい魚だから、目刺しやつみれ、蒲鉾に加工されることが多いが、鮮度のいいマイワシは刺身が美味しい。
『イワシコ、七へん洗えば、鯛の味』と言われ、人によっては鯛より美味だとも言う。
塩焼き、フライ、酢の物や酢締め、煮付けもいい。
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冷凍保存ができるので、多いめに作っておくと重宝。
- 鰯(2尾)は頭と内臓を除いて水洗い、水気を切ったらザク切りにして、フードプロセッサーに入れる。
- ほんの数秒、身の形が少し残っている程度でプロセッサーのスイッチを切り、ボウルなどに移す。
- 葱(7~8センチ)の微塵切りと、卵(全卵1/4個)、塩(ひとつまみ)、片栗粉(大1)を2に加えて混ぜる。
- 鍋に出汁(300cc)を煮立て、3をスプーン2本で丸めながら入れていく。
- アクをすくいながらつみれに火を通し、味噌(大2)で調味。
- 小松菜(50g)を茹でて、3センチ長さにきっておいたものと一緒に器に盛る。
- 生姜の千切りを少々添える。
※つみれは少量作るより、この倍~4倍量くらいの方が作り易い。丸めたら生でおくより、茹でるか揚げておく。
冷凍が出来るので、袋に密封して冷凍しておくと、煮物や鍋、炒め物に使えて重宝。
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改訂《ば~ばの食べ物事典》を作りました。ご参考になれば幸甚。
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