年越し蕎麦
31日は温泉などに行っている時間は無いだろうから、30日の夕方から今年最後の天然温泉【極楽湯】に。
ゆっくり温まった後は、行くたびに定番の『新蕎麦十割の天ざる』で、一日早い年越し蕎麦(31日夜も食べるんだけど~)。
で、運転して帰る夫を尻目に、蕎麦が来るまで私一人で。
やっぱ、湯上りにはだよね~。
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《行事食》という言葉までがあるほどに、年中行事には食べ物が付いて回る。
大晦日の“年越し蕎麦”も、そんな行事食の一つだろう。
京都辺りでは“晦日(つごもり)蕎麦”、東北地方の一部では“運(気)蕎麦”などと言う。
ただ、各地共通しているのは「年越しに蕎麦を食えば運が開く(または長命になる)」と言った俗信。
これには諸説あって、細く長くと蕎麦の形状からきた説。
三角形は邪気を払い縁起がいいと、蕎麦の実の形状から言われる説。
金銀細工師が、金箔を延ばす時に散らばる金銀粉を寄せ集めるのに蕎麦粉を用いたから、金に縁あるとする説。
鎌倉時代に博多・承久寺で振舞った『世直し蕎麦』が、習いとなったという説。
まだまだ諸説紛々というほど言い伝えはある。
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『年越し蕎麦』が習慣として定着したのは、江戸時代と思われる。
①夜遅くまで、何かと多忙な大晦日・・・やっと年内の仕事を終えて、亭主は“年越し蕎麦”を食べながら、仲間と一杯(当時は蕎麦は“蕎麦屋”で食すものだった)の息抜き。
②亭主が蕎麦屋にいる間に、女将さんは「ヤレヤレ・・・」と、腰を伸ばして一年が終わる。
蕎麦は「引き立て・打ちたて・茹で立て」と言われるくらいだが、家庭では茹で蕎麦を買って来るよりは、乾麺を食べる直前に茹でた方が風味が損なわれていない。
サヨーナラー(_´Д`)ノ~~・2009年
皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ~。
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。
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