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我が家の雑煮

おせちの重箱も空になった2日は、‘我が家風雑煮’から始まる。Photo

例年定番の我が家の関東風雑煮は鶏ガラと昆布出汁の薄口醤油味だ。

→上は2008、下は2009の雑煮

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正月に食べる『雑煮』は、本来は、年神様を迎えるために神棚に供えた供物を、元旦に下げて汁物にして皆で食べたものが雑煮。012

お供えしたいろんな物を煮るから『雑煮』なのだ。

いまでは、餅を入れた、地方ごとの特色ある汁物になっている。 この作り方は、地方や地域、家庭ごとに独自の味が守られている。

大別すると、東日本は四角い切り餅を焼き醤油味・西日本は丸餅で味噌味が主流だろう。

その境界線はどの辺りか・・・たぶん、天下分け目の《関が原》ではないかという見方が強い。

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Photo_262東日本で切り餅が使われるのは、伸ばした餅なら幾つにでも切り分けられ、武士たちが戦に備えて考え出したとも言われるが、江戸の武士たちの生活が伺える。

餅を雑煮にして食べるようになったのは室町時代頃からとされるが、その時代は味噌味が主だった。

つまり、調味料の歴史としては味噌のほうが旧い。

その後17世紀半ばに醤油の醸造が始まると、そのすっきり軽い味が好評で各地に広まった。

とくに、切り餅には味噌では重過ぎるので、東日本の雑煮は醤油味になったと思われる。

具は各地の産物が入り、雑煮ほど全国津々浦々・多様な正月料理は無いと言われるくらい多様だ。

が、昔は、それぞれ家の商売でいつもある物を使って作ったのだ。

つまり乾物屋なら乾物を、八百屋なら野菜を・・・何も無いから餅だけ・・・といった具合に。

今年も変わらず関東風雑煮Img_0939

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去年の雑煮との違いがお分かりかなぁ??

今年は鴨で出汁を取った『鴨雑煮』。

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そして、3日は久々の家族会で朝から料理その他・・・その夜は、娘夫婦は遠方から来るので一泊・・・つまり孫もお泊りするわけで、ば~ばとしてはブログどころじゃないかな~。

コメ回りやお返事など遅れたら m(‘ ’)mス・スイマセーン

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改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。

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