鏡開き
鏡開き(かがみびらき)とは、正月に年神に供えた鏡餅を割って、お雑煮やお汁粉に入れて食べることで、一家の円満を願う行事だ。
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最近では鏡餅も形ばかりでプラスチックの型入り・・・しかも中身はすでに個包装(開かれちゃってる)が人気。
まぁ、そのほうがカビの心配も無く、後処理も楽なのだが~。
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さて、甘味系を口にしない夫は、餅といえば雑煮か海苔(醤油味)餅。
子供たちが巣立った後の我が家には『お汁粉』という言葉さえ存在しない(私は好きなのだが)。
そこで私は即席のレトルトパック入り汁粉を買ってみた。
餅は入っていないので、レンジでチンして投入(餅の上のは塩昆布)。
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夫にはちゃんと餅網で焼いて醤油を絡めた海苔餅を(出来た妻じゃ)。
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さて、鏡開きの「開く」は「割る」の忌み詞(いみことば)で、 鏡は円満を、開くは末広がりを意味する。
また、鏡餅を食すことを「歯固め」といい、硬いものを食べて歯を丈夫にして長寿を祈るためといわれる。
また、かつて武家では、大事な具足(鎧などの甲冑)に餅を吊るし供えて、正月後にその餅を雑煮にしたが、餅を刃物で切るのは切腹を連想させるので、手や木鎚で割ったのだ。
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元々は松の内が終わる小正月(旧暦・1月15日)後の旧暦1月20日頃に行われていた行事。
それは、元来が武家社会の風習で「二十日に鏡を祝うは、初顔(はつかお)祝うという詞の縁をとるなり」とし、ハツカが刃柄と通じるところから、20日に行なわれてきたのだ。
ただ、徳川家光が亡くなったのが、1651年の旧暦4月20日だったので、関東では20日は忌日として避けられ、その後に松の内が終わった旧暦11日に定められた。
その故あって、新暦に変わって現在でも、関東は1月11日に『鏡開き』を行い、他の地方では1月20日の二十日正月に行うことが多い。
なお京都では1月4日に行なわれるそうだ。
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ちなみに、祝宴などで酒樽の蓋を木槌で割って開けることも『鏡開き』と呼ぶことがあるが、本来は『鏡抜き』が正しい表現だ。
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遅くまで起きていたりすると、つい夜食が欲しくなって~。
ラーメンではカロリーが高いし、スナックの塩分も気になるし・・・でかけ蕎麦。
でもさぁ、本当はどれもあんまり変わらないのよね~。
食べずに寝なきゃぁ、って言っても空きっ腹では寝付けないしね。
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富士通Azbyclub「プラチナブログ」殿堂(08・5)入り
改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。
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