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2010年3月21日 (日)

牡丹餅

今日3月21日は春彼岸の中日だ。

お彼岸の初日3月18日ごろを「彼岸の入り」、真ん中にあたる春分の日(21日)頃を「彼岸の中日(ちゅうにち)」、終る日を「彼岸の明け」という。

彼岸(ひがん)とは極楽浄土のことで、私たちが生きているこの世界のことは此岸(しがん)だ。

なぜ春分or秋分の日を彼岸の中日と決めたのか。

春分や秋分の日は、昼と夜の長さが同じになり、太陽が極楽浄土があるとされる真西に沈む。

そこで、この日に彼岸に行ってしまった先祖を供養し、いずれは自分もちゃんと彼岸にいけるように祈るのだそうだ。

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彼岸のお墓参りには、線香や花のほかに彼岸だんごとして春は『牡丹餅』、秋は『お萩』を用意するのが習いだ。

同じ作り方でも、春には春の花『牡丹餅』と呼ばれ、秋なら秋の花『お萩』と呼ばれる。

一説には、元々は春彼岸の牡丹餅は、牡丹の花びらの絹のような質感を模して“漉し餡”で。

秋彼岸のお萩は、萩の花に見立てて“粒餡”でとか。

季節の花に名を変えるのが日本の面白い心・・・いや、風情。

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Photo_372 半殺し・・・。

何とも物騒な言葉だが、ご飯(餅米に粳米を混ぜて炊くが、割合は地方により若干違う)を擂鉢に入れ、擂り粉木棒などで潰したものを言うらしい。

この言葉は、安達が原に住んでいたとされる伝説《山姥》に怯えていた旅人が、その夜の宿の主人が「明日の朝は“半殺し”がよかべぇ」と言うのを聞いて逃げ出した・・・との話に出てくる。

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ご飯を擂り粉木で軽く潰す=ご飯を半殺しにする。

それに煮た小豆などを塗して提供するのは、貧しい農村部の田舎宿では最大級のもてなしだったろうにね~。

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この“半殺し”を卵型に丸め、小豆餡・白隠元餡・豌豆餡などの餡を塗したものは、いまでは春や秋の彼岸に欠かせない。Photo_4

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中に餡を忍ばせ、砂糖を入れた擦り胡麻や黄な粉を塗したものも人気らしい。

お彼岸時期のス-パーの店頭は『牡丹餅』のオンパレードだ。

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改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。

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『女神の料理レシピ』服部幸應監修)の鰤料理レシピ「各地の女神・男神より(お餅の美味しい食べ方教えて、アイディア5)」にも掲載されています。

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