孤高、夫の信条。
どんな病気でもそうでしょうが、普通に飲食が出来なくなる苦痛と切なさは『美味しく食べたい』という言葉の真意と、健康でいられる大事さを再確認させます。
普通に美味しいと思いながら食べられること、『美味しく食べたい』と思えるものを作ってあげること・・・誰もが長くそんな生活が続けられますように。
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一昨日は、あまりの体のツラサに、つい泣き言を書いてしまいました。
「そんなにツライのに、なぜ家族に助けを求めないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
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私が「体がツライ」と書くと、娘や息子がそんな母を助けに来ないのかと思われる・・・一般的にはそうでしょうね。
自分たちが納得していることは、つい書かなくても~~なんていうところがありました。
ご心配をおかけしたこと、本当に心苦しく申し訳なく思います。
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基本的には、夫が子供の頃から徹底して守っている彼の信条への私の理解が浅かったからでしょう。
出来うる限り、誰にも迷惑をかけずに生きるというのが夫のポリシー。
「それぞれ個々の人生を尊重し、求められないことに手出し口出しはしない。
ただ、求められたら丁寧に最善を尽くす」と。
子育ても、その方針できたのですが~~。
私の書き方が生半可で家族に助けを求めているように受け取られたのなら、家族にも謝らなければなりません。
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夫は、みんながHappy気分になること以外は、なるべく際限まで人を当てにせず、余計なことは知らせずに一人で遣り抜こうとする人。
親類縁者、たとえ身内でも夫々に生活があり家庭や事情があるのだから、耳にしたら悩み困ることもあるからと。
正直、夫の兄弟以外の友人・知人の多くは、夫が癌であることさえ知らないかも~。
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だから、私がブログを書くにあたって夫から厳命されたのは、あくまで私の日記であること。
たとえ親子のことでも、家族会でみんなが集まったこと以外には触れないようにということ。
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娘婿や息子は、いま被災地の復興支援をしながら、商品流通の平常化を早く復旧させるために休日返上です。
そんな夫を支え留守を守る娘や嫁、学校に通う孫たちも頑張っています。
夫の容態が気になる彼らは、頻繁に電話をくれます。
彼らの報告を聞くのは夫にとっても気力が戻るようなのです。
そんな時の夫の返事の締めくくりは「自分たちの生活をシッカリ守りなさい」。
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また「来なくていい」と言うのには、遠距離に住むと介護に通うのはどれだけ大変なことか分かるから。
私自身、子供たちが自立して時間があっても、距離や費用の問題は安易なことではなかったし。
人に言えるほど、母の介護には通えませんでしたが~~遠距離介護は厳しいです。
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「いよいよ辛かったら、家政婦さんでも頼みなさい」と夫は言います。
「そんなセレブでは無いですよ・・・でも、そんな気があるのなら~家政婦さんに払う半分でも私に頂戴」。
まずは市販惣菜や、出前が増えたことは確かですが・・・。
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先日処方された薬で、頭痛が無くなり少しずつ眩暈も減ってきています。
明日は総合検診があり、新たな治療や薬もあるかと思います。
本当に、お気遣いをありがとうございます・・・ご心配をおかけして済みませんでした。
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今夜はソラマメを生ハムで巻いてみました。
ジャガイモと鰯ツミレ煮、オクラ納豆、春キャベツコールスーロー、糸コン煮。
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ソラマメを巻いた生ハムは4個、オクラ納豆は全部、ジャガイモ2切れに鰯ツミレ・・・今夜はけっこう食べましたね。
上がってきた胃液も少なめで、いつもこんなだと嬉しいんですけどね~。
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夫は再々度「美味しく食べたい」思いを叶えらるのでしょうか。
胃液の逆流とは生涯の付き合いと言われながらも、諦めてはいません。
皆様の応援を頂いて、私たちは日々を大事に頑張っていきます。
これからも、見守っていただけますようお願いします。
富士通Azbyclub『プラチナブログ』殿堂(08・5)入り
改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。
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『女神の料理レシピ』(服部幸應監修)の「鰤料理レシピ」と「各地の女神・男神より(お餅の美味しい食べ方教えて、アイディア5)」にも掲載されています。
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ばーば様
本当にご立派なご主人様でいらっしゃいますね。
ただ、やはりばーば様の体力にも限度がありますので
直接ご主人様に関わりのないところで
ヘルパーさん、家政婦さん、色々な手助けを
お願いされたら如何でしょう。
投稿: りこぴー | 2011年5月15日 (日) 22時37分
ば〜ばさんの心のこもった愛情料理の数々〜!
明日も逆流が少なく、今日みたいに色々食べれると良いですね!!
そら豆を生ハムで巻くだなんて〜
体調が優れない中、細やかなお料理…すごいです!!
応援しています。
頑張っては言いませんが。
明日もこれが食べられた〜!と嬉しい報告が聞けますように。
投稿: モリゾ- | 2011年5月16日 (月) 01時37分
おはようございます♪♪
ソラマメを生ハム巻き、・・・・・・。
美味しそうですね。
見て、食べたくなりましたよ。
いろいろ、・・・・・・。
ご苦労様です。
ご主人、・・・・・・。
立派な方ですね。
昨日も、コメント&応援ポチに、恐縮です。
応援ポチ♪♪
投稿: siawasekun | 2011年5月16日 (月) 02時17分
ご家庭、ご家庭で色々な考え方はあると思います。
それは重々理解いたしますし、気持ちもお察しいたします。
ただ、人に迷惑をかけることと甘えることは違いますから・・・
人という生き物は支えあい、助け合いで成り立っております。
人に迷惑をかけないという考え方も大変立派だと思いますが
状況に違いその尺度も異なってくることもまたあるのも事実・・・
何よりもばーば様が潰れてはしまいか?それが一番心配でなりません><
投稿: やまがたん | 2011年5月16日 (月) 07時13分
ば~ばさん、おはようございます
ずっと記事を読んでコメントを書いては消し書いては消しを繰り返しました。
あえて抗がん剤を使わない方もいらっしゃいますよね。
じ~じさんは抗がん剤でやっつけてやろうと思ったけど、身体に合わないからやめる。
化粧水ですら肌に合う合わないがあるんですから。
肌に合わないからやめたって敗北ではありませんよ。
他の穏やかな治療法も改めて探してみてはどうでしょう?
抗がん剤をやめるからあきらめるのではなく、おふたりで新たな希望の藁を探してみてください。
そのためには気持ちに余裕がなくては出来ませんよね。
今日の記事でじ~じさんとば~ばさんのお気持ち、というか読む前からおそらくそうだろうなぁと思っていました。
お子様たちはきっとここまでの状況だとはご存じないのですよね。
じ~じさんとば~ばさんのお気持ちはとてもよくわかります。
でも子供の立場から言わせてください。
ば~ばさんが遠距離介護が大変だったと書かれていますが、私も祖母の介護のために往復7時間かけて行ったことがあります。
本当に大変でした。
行き帰りだけでへとへとでした。
でも迷惑かと聞かれればまったく違います。
ば~ばさんだってお母さまの介護の時に迷惑だなんて気持ちは一切なかったですよね?
じ~じさんやば~ばさんの気高いご気性はブログからひしひしと伝わっています。
こんな時でも誰にも迷惑をかけたくない!子供たちの手を煩わせたくないと思う気持ちは本当にご立派だと思っています。
そしてこれまでのば~ばさんの献身的な介護やじ~じさんの病気と闘う姿も頭が下がる思いです。
でもお子様たちにきちんと状況を説明し親孝行させてあげることも優しさではないでしょうか?
私だったら何も知らないうちに親がこんな事態になっていたら悲しいです。
背中のひとつもさすらせてもらえなかったと悔やみ自分を責め続けます。
遠距離介護が出来るのか出来ないのかはお子様たちの状況にもよりますよね。
それがさまざまな事情で出来ないこともあるでしょう。
それは決して悪いことではありません。
ただお子様たちにも考えるチャンスを与えてあげたらどうでしょうか?
遠距離の介護が無理なら介護サービスは受けられないのでしょうか?
そのことに関してもお子様たちとご相談されてはいかがでしょうか?
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/t005/201008/100503.html
すでにご存じでじ~じさんの状態では使えないのでしたらごめんなさい
誰かの手を借りることで心に余裕が持てればと思うあまり勝手なことを書いてしまいました。
でも自分は常に手を差し伸べる側にいるべきで、差し伸べられる側になることは悪だと思っていらっしゃるような気がして…
ひとりで無理をし過ぎてば~ばさんが倒れてしまわないか、ば~ばさんをかばいすぎてじ~じさんの気力が尽きてしまわないか心配です。
かえるも少し前までは誰かに甘えることは恥だとそんな考えを持っていましたが、決してそんなことはないのだと今回の震災で思いました。
勝手なことを長々と本当にごめんなさい。
でもこんな時でも手間と愛情のこもったお料理にさすがば~ばさんだと思います。
ソラマメと生ハムの組み合わせははじめてみましたが本当においしそう!
投稿: でんぐりがえる | 2011年5月16日 (月) 11時25分
いろいろと・・・心身共にお辛い状況かと思います。
何をどう書いたらいいのかわかりませんが、
とにかく、ば~ばさまのお身体を一番にお考えくださいね。
いつも応援しています。
投稿: Lara | 2011年5月16日 (月) 17時04分
介護認定を受けられては、いかがでしょうか? そうすれば、介護サービスを受けれます。ばーば様の大変さは、母と同じで、他人には想像しか出来ませんが、本当に大変なものです。どなたかに、ケアマネージャを紹介してもらい、認定申請されるといいと思います。すでに、されていたらすみません。
投稿: ひろ | 2011年5月16日 (月) 18時29分
ご主人さまの信念を貫くお気持ち 痛いほど伝わって参りますけれど
みなさまのコメントにありますよぅ~に
此処は一度 人さまの力を借りては如何かと。
少しでもば~ばさんの負担が軽くなられれば 元気も出るのでは!と、想いますけれど【Q_Q】。
投稿: こゆき | 2011年5月16日 (月) 20時04分
応援を頂いている皆様
りこぴー様、モリゾー様、siawasekun様、やまがたん様、でんぐりがえる様
Lara様、ひろ様、こゆき様
皆様には本当にご心配をおかけして申し訳なく思います。
そして、いろいろなアドバイスやお気遣いなどありがとうございます。
また、末期がん患者の介護ヘルパーに関してですが、夫は極限的に弱っていますが、時間はかかっても自力でトイレも入浴も散歩(買い物)もできます。
また思考がハッキリし、理路整然と会話が出来る上、私も動けるので、今の段階では認定されるのは難しいでしょうと看護師から聞きました。
さらに19日の検査で次の治療予定が決まりますが、治療の手がこれ以上無いと判断されないと介護認定の対象にはならないようですね。
この先をどう過ごして行くのかは、夫の体調が落ち着いた都度に話し合いますが、まずは20日以降じゃないと決められません。
本当に、皆様の温かな優しいお心遣いに感謝いたします。
投稿: ば~ば | 2011年5月17日 (火) 07時14分
介護認定ですが、看護師さんは専門家ではありません。一度受けてみてください。父は認定を受けました。色んな面で、ケアマネージャーが相談に乗ってくれます。
投稿: ひろ | 2011年5月17日 (火) 14時00分