« 記憶の引き出しに | トップページ | 独りはイヤ »

2012年5月 7日 (月)

『わが母の記』とわが身

moviememo美味しく食べられることが健康の証、みんなの『美味しく食べたい』思いが続きますように。

.

文豪・井上靖が、老いて記憶を失っていく母を書いた自伝的小説とも言われる『わが母の記~花の下・月の光・雪の面』の三部作。

それが映画化され、モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞。

映画を観る前にまず原作を読み返しました。Rimg0001

.

認知症、これは日本だけのことではありません。

3/28に観た元英国首相の『マーガレット・サッチャー』も認知症を患い…そういえば米国の故ロナルド・レーガン元大統領も自らのアルツハイマー病(認知症)を告白していました。

大きなくくりで認知症と言っていますが、認知症の原因となる病気にはいろいろあります。

特に多いのが脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症だそうです。

この二つとその混合型(二つを合併している型)を合わせると、認知症全体の8割から9割を占めると考えられています。

2050年には世界の60歳以上で1億人を超える認知症患者が予想され、それはいまの3倍もの罹患者数ですって。

日本でもその頃には10人に1人と予測されているので、他人ごとではありません。

老いは誰にでも来ることで、認知症も誰が患ってもおかしくない時代なのですね。

.

本の背表紙に「枯葉ほどの軽さの肉体、毀(こわ)れた頭。

歩んできた長い人生を端から少しずつ消しゴムで消していく母…」とあります。

胸が詰まります。

.

老耄の母を息子として深い愛で見守り、文豪として冷静に書き綴った家族の物語。

高齢化が進む各国に共通する話だけに、映画も世界中で感動を呼びました。Rimg0002

.

息子にとっての母の存在は“マリア”に等しいものだとは以前から思っていました。

それを痛く感じたのは、母が認知症になってからの弟が母に対する対応でした。

.

記憶が曖昧になり、尿漏れを繰り返し、ヨーグルトやプリンの嚥下すら困難になって口から溢れさす母の姿を弟はしばらく受け止めかねていたようでした。

プライドが高く、数学が得意で、何をやっても器用な母が弟には“わが母”の姿だったのでしょう。

.

早くに父を亡くしたせいもあって、母が弟に持つ期待(?)と弟の母への想いから、其処には私&母とは違う母子愛がありました。

私が入れない、触れられない母と息子の微妙な結びつき。

.

(それを見てるから、私は息子には何も求めないし、求めてはならないと自覚してます)

.

『わが母の記』のストーリーは映画を観るか、小説を読めば分かることですから、細かくは書きません。

.

でも、でも…母なる人は誰しも「息子(娘)にも観てほしい」と思う映画でしょう。

言えないこと、言ってはいけないと忍んでいること、耐えた日々のこと…。

記憶は消えていくのに、親子愛だけは消えずに熾火のように残っている。

.

子どもにも人間として対等に接する、それが夫のやり方でした。

私も、夫の逝った後も、一人になった母だからと特に労りなんて求めません。

心が崩れそうでも…かなり強がりで突っ張ってますが~。

.

夫婦は母子より先が長く、助け合わなきゃいけないのだから、息子も母より妻優先でいなければ。

それを察して嫁が義母に心を寄せる…そうなれたらいいのですが~。

.

**************************

今夜はスペアリブを焼き肉のたれに漬けこんでおいて焼きました。

ベビーコーンとブロッコリーの茎を添えて。Rimg0002

他には半熟卵黄納豆、ヒジキとツナとアスパラのサラダ、昆布巻と牛蒡と角コンと椎茸など煮物、ホウレン草のなめたけ和え。

.

夫の思いに酬いるように、元気に生きて行きます。

どうぞ、変わらずに見守って頂けますようお願いします。

人気ブログランキングへブログランキング・にほんブログ村へ応援してくださいね~o(_ _)oペコッ 

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

crown富士通Azbyclub『プラチナブログ』殿堂(08・5)入りhappy01

改訂《ば~ばの食べ物事典》ご参考になれば幸甚。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

« 記憶の引き出しに | トップページ | 独りはイヤ »

コメント

映画観ない、本も読まないテレビも見ない 携帯片手にあれこれ物色する毎日 町中なのに我が市は携帯電波届かない、光フレッツ通信は昨年からボチボチの田舎です。

ば〜ば様の解説で本読みたくなりました。
映画見にいくには、映画の代金の三倍以上の交通費がかかるし、DVDレコーダーないから見れないconfident

うちの父
介護認定受けるの嫌がるので受けてませんが
都合よく、呆けをあれこれ使い分けて人を操りますね
朝晩関係なく入院中も
風呂、散歩、ご飯
時間は夜中だろうと催促

ありがとうはなし
片付けは一切出来ない

これはこうだよと言うと
なぜお前は、すぐにごんぼ掘る、俺が説明してるんだ話を最後まで聞けとなります。
会話にならない
歳とると判らなくなるんだ、と云いながら言ってる事とやる事は真逆。
下の世話はされたくないなら、汚さないでくれたらいいんですが段差の和式トイレ上も下もびしょびしょ
タンスのまえの板の間もびしょびしょ
勿論、下着のパンツ、ズボン、シャツ
紙パンツの時もしたたる位です
尿取りパッドはシタタルを越えてます
更にトイレ、尿瓶代わりの容器も使用

紙パンツないと夜中に起こされ、箱の中にあるのに、入院中サイズなくて取り寄せたテープ止めの紙おむつ四袋全部開封してぐしゃぐしゃに、その箱の中に紙パンツ一緒に一袋入ってたのに。
テープ止めは市内にはサイズなくて、車ないのでお取り寄せしたら必要なくなった。
テープ止めは1人で装着出来ない父。

紙パンツ もその時に取り寄せたサイズは自分には
大き過ぎると言ってはかないが ワンサイズ下だと履くのだが、半尻よりも出てしまうのに丁度いいと納得しているが ズボン下も一緒に下がってお尻丸出し。寝間着きないで下着で寝る父。
自分が肥ってないと思い始めたのはいつからかわかりません。
もともと巨漢なのに

感謝、ありがとうが言えなくなったら生きていたくないと、父をみていて思います。

おはようございます♪♪

夫婦愛、・・・・・・。
母子愛、・・・・・・。
認知症、・・・・・・。
詳しい説明から、伝わってきました。

受け止めなくては、・・・・・・。

昨日も、嬉しいコメント&応援ポチに、恐縮、恐縮、深謝、深謝です。
応援ポチ♪♪

話題の映画ですね・・・
観たいけど観れないし、読みたいけど読めない気がしてます。
どの愛が一番なんてことはないけど、親子だけは不変のような気がして
だからこそ夫婦は寄り添わなければいけないのじゃないかと・・・

ば~ば様 お誕生日おめでとうございます♪
体を大切に!そして沢山いいことがありますように♪

ば~ばさん こんにちは。
観たいような、観たくないような、映画ですね。
無口な我息子は何を想い何を考えているやら・・・
離れて暮らす私達親の事をどれほど思っているのか
聞くのが怖い気もします。

娘とは心を割って話せるけど
息子とはなかなか・・・切ないです。
>察して嫁が義母に心を寄せる…そうなれたら
まだ若いから、もう少し年月が経てば・・・・
と、そんな気持ちで今は余計な事を言わず見守っています。

チーちゃんさんが仰るように、観たいような観たくないような映画ですね。
感動すると思いますが、辛すぎるような・・・。

幸か不幸か、今まで周りに認知症の人もなく、親も看る事もなく・・・。
でも、夫の介護が大変になりそうな予感です。

↑のとんちゃんさん、お父様のお世話大変ですね。
うちの夫はゆるい「大」でトイレ、廊下、お風呂など汚します。
洗濯もそんな汚れものがいっぱい。
スリッパもしょっちゅう洗ってます。
汚したら、自分で綺麗にして、と言ってますが、中途半端。
認知症じゃないのに・・・。
先が思いやられます。

heart応援を頂いている皆様

shineとんちゃん様、shinesiawasekun様、shineプチトマ様
shineチーちゃん様、shinepersian様


pencil重い問題なのに、それぞれの想いを書き込んで頂いて感謝します。
独りになって自分の今後が大きな不安になりました、何とか身の始末と火元の注意が出来ていれば大事に至らずに済むとは思いますが。
人に迷惑を掛けたり、人の重荷になる日はなるべく来てほしくないですもの。

いつもありがとうございますconfident

flagpersianさんへ

毎日、大変ですね。
うちの父のお漏らしなんか、まだ楽な方なんですね。
私、母に父を置いて逝かないでねと言ってます。
連れて行ってと。
なにせ、私の云う事は聞いてくれないので、母がいないと無理。

人間どんな時も素直にならないといけないですね。
病気で性格が変化しても、優しさ忘れなかったらいいのですが…
人に迷惑をかけないよりも、人に優しく接したいですね。

とんちゃんさん。
ありがとうございます_(._.)_
とんちゃんさん、大変だと思います。
頑張って下さいね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 記憶の引き出しに | トップページ | 独りはイヤ »